ゲームエンジン『Godot』のメンテナーがAI生成コードの増加に苦言! 低品質なプルリクエストが開発現場に与える影響とは?
2026年02月18日 | #ゲーム | GamesRadar+
ゲームエンジン「Godot」のプロジェクトマネージャーを務めるレミ・ヴェルシェルデ氏が、AIが生成したと思われるコードによるプルリクエストの増加に強い不満を表明しています。GitHub上でプロジェクトの変更を提案するプルリクエストにおいて、AIによる「スロップ(低品質なコンテンツ)」が増加しており、メンテナーの負担が著しく増大しているとのことです。
AI生成コードの具体的な問題点
ヴェルシェルデ氏によると、AIが生成したと思われるプルリクエストは、その説明文が非常に冗長であるにもかかわらず、コード自体は意味不明な場合が多いと指摘されています。特に、新規コントリビューターからの提案には疑いの目を向けざるを得ず、「記述がLLM(大規模言語モデル)の出力である場合、コードは少なくとも部分的に人間が書いたものなのか?」「『作者』は自分が送っているコードを理解しているのか?」「テストしたのか?」「テスト結果は捏造されたものではないか?」といった疑問が毎日のように生じている状況です。これにより、コードのレビューに膨大な時間が費やされており、メンテナーの士気低下にもつながっていると述べています。
ゲーム業界におけるAI活用の動向
一方で、Ubisoftのような大手ゲーム開発会社は、「プレイヤーが体験する生成AI」へのコミットメントを表明しています。UbisoftのCEOは、AIがオープンワールドゲームを「あなたの世界」にし、従来の「事前にスクリプト化されたもの」を減らすことで、よりパーソナルな体験を提供できると語っています。例えば、『アサシン クリード』では、AIソクラテスが歴史的に正確な哲学の授業を提供するといった可能性も示唆されています。しかし、ヴェルシェルデ氏の経験からすると、現在のAI生成コードの品質では、ゲームエンジンのメンテナーに多大なストレスを与えることになるかもしれません。