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インディーゲーム開発者が語る生成AIの実態:限られたリソースでも「人間らしさ」を優先、その導入に極めて慎重な声が多数

2026年07月20日 | #ゲーム | GamesRadar+

インディーゲーム開発者が語る生成AIの実態:限られたリソースでも「人間らしさ」を優先、その導入に極めて慎重な声が多数

独立系ゲーム開発者が、昨今話題の生成AIに対してどのようなスタンスを取っているのかについて、複数の開発者へのインタビューからその実情が明らかになりました。多くのインディー開発者は、生成AIの導入には極めて慎重、あるいは明確に反対する姿勢を示しています。大規模なAAAタイトルを制作する企業とは異なり、リソースが限られるインディー開発者こそAIの恩恵を受けやすいと思われがちですが、実態は大きく異なるようです。

「人間らしさ」を追求する開発者の本音

Freshly Baked GamesのEric Berger氏とBradley Boothe氏は、生成AIを「逆効果」と断言しています。Booth氏は「物を作るのが一番の目的。なぜそうしないのか?」と疑問を呈し、Berger氏も「機械が完璧に磨き上げたものには興味がない。人間の創意工夫と表現を見たい」と語っています。また、Strange ScaffoldのプロデューサーManda Farough氏は、同スタジオが「厳格なAI反対ポリシー」を持っていることを明かし、「人間の開発者の力を心から信じている」と強調。生成AIによって「最も重要な人間的要素を取り除くと、ゲームの質が低下する」と指摘しています。Strange Scaffoldの開発者であるColin McInerney氏は、「生成AIを使うくらいなら、ゲームを作れなくなる方がましだ」とまで言い切っています。ShedworksのGregorios Kythreotis氏も、AIがもたらす「簡単な」タスクの自動化が、新人開発者の成長の機会を奪い、業界に大きな打撃を与えると警鐘を鳴らしています。

業界全体への影響とリスク

多くのインディー開発者は、生成AIがゲーム業界にもたらす悪影響を懸念しています。『Noita』の開発者であるJoakim Sandberg氏は、AIが「市場を役に立たないアプリやゲームで溢れさせ、他のすべてを埋没させる完璧なツール」になると危惧しています。また、『Rogue Eclipse』の開発者Husban Siddiqi氏は、生成AIが「私たちの業界を腐敗させた」と強く非難し、AIの導入が「プレイヤーの利益や開発者の生活を楽にするためではなく、個人的な利益や組織の収益最大化のため」に行われていると指摘。生成AIが持つ「盗作マシンであり、大規模な著作権リスク」という側面にも触れ、開発の困難を乗り越えることこそがゲーム作りの本質だと述べています。一部の開発者は、AIがコーディングのサポートなど、特定の用途では役立つ可能性を認めつつも、「視覚的なもの」に関しては懐疑的な意見が多いようです。

文化の違いと透明性の重要性

Grey Alien GamesのHelen Carmichael氏は、生成AIの受け入れ方には文化的な違いがあることに言及しています。一部の地域ではゲーム開発におけるAIの使用が受け入れられている一方で、欧米では解雇とAIによる代替が進むことへの抵抗感が強いと述べています。また、顧客に対する透明性の重要性も強調されており、AIの使用を明示することが求められています。Necrosoft GamesのクリエイティブディレクターBrandon Sheffield氏は、自身のスタジオでは決して生成AIを使わないと断言し、AIは「一度スタジオに感染させると、創造的に破綻させる」と厳しい意見を述べています。

項目 内容
調査対象 30名以上のゲーム開発者(うち25名以上はインディー開発者)