ディレクターが語る『零~紅い蝶~』リメイク版の深層:日本のホラーは美しさと恐怖が織りなす芸術的な体験を追求している!ジャンプスケアを排し想像力を刺激する恐怖の真髄とは?
2026年02月18日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
コーエーテクモゲームスが2026年3月12日に発売を予定している『零~紅い蝶~』のリメイク版について、ディレクターの柴田誠氏と中嶋英彦氏がGamesRadar+のインタビューに応じ、ジャンプスケアやグロテスクな描写に頼らない「日本のホラーの本質」について語りました。2003年に発売されたPS2版を現代の技術で再構築する本作は、単なるグラフィックの向上だけでなく、恐怖と美しさが表裏一体であるという日本独自のホラー観を深く追求しているとのことです。
美しさと恐怖が織りなす独特の世界観
ディレクターのお二人は、真の日本のホラーゲームはジャンプスケアや露骨な暴力描写を控えめにし、代わりにプレイヤーの想像力を刺激する点に優れていると述べています。これは、『クロックタワー』に登場するような執拗に追いかけてくるストーカータイプの敵や、最近の『サイレントヒル f』が持つ不吉な雰囲気など、日本のホラー作品の歴史を振り返ると共通する要素です。燃え盛る家というよりは、溶け落ちていくろうそくの炎のような、抗いがたい魅力を放つ恐怖こそが日本のホラーの真髄とされています。また、お二人は「美しさの中には恐怖や毒が含まれていることがよくあります。美しいものが恐ろしく、恐ろしいものが美しいということもあります」と語り、これら二つの概念が双子のように密接に繋がっているとの見解を示しています。
現代の技術で再現される「手を取り合う」姉妹の絆
今回のフルリメイク版は、20年ぶりにこの名作が蘇る機会となり、ディレクターは現在の技術で姉妹が手を取り合う描写を可能にできたことを喜んでいるとのことです。リメイク版のデモでは、主人公の澪が呪われた扉を開けたり、廃屋の人形と視線を合わせたりする場面に加え、舞い散る赤い蝶の新たなきらめきや、キャミソールの繊細なレースなど、開発陣が「脆弱でありながら美しい」ホラーゲームを目指している証拠が随所に見られます。幽霊を撮影することで傷つけることができる「射影機」を手に、行方不明になった双子の姉・繭を探す物語は、閉鎖的な雰囲気の皆神村で、死者の世界に窒息させられることなく姉を救い出すのがプレイヤーの役目です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年3月12日 |
| ジャンル | ホラーアドベンチャー |
| プラットフォーム | 未定(デモ版はPS5/Xbox Series X/PC) |