初代『ウィッチャー』開発秘話:主要キャラがまさかの「死亡」扱い?テスターがゲームを丸ごと再プレイした驚きのバグ修正エピソードが明かされる
2026年02月19日 | #ゲーム #ニュース | GamesRadar+
初代『ウィッチャー』の開発で、主要キャラクターのひとりであるヤヴィンを、開発者が誤ってゲームから消し去ってしまったという驚きのエピソードが明かされました。このバグにより、テスターはヤヴィンを救うためだけにゲーム全体を再プレイすることになったとのことです。
主要キャラクターが闇に葬られた衝撃のバグ
この話は、『ウィッチャー1』のリードストーリーデザイナーであるアルトゥル・ガニジニエツ氏が、自身のプレイ動画シリーズの最終エピソードで語ったものです。エピローグのカットシーンで本来登場するはずのスコイア=テル(エルフの反乱軍)のリーダー、ヤヴィンが現れず、ゲームが無限の暗転に陥るという致命的なバグが発生しました。通常、カットシーン開始時の暗転はキャラクターを正しい位置にテレポートさせるためのものですが、今回はヤヴィンがシーンにいないため、カットシーンが始まらなかったのです。調査の結果、ヤヴィンが「死亡」としてマークされ、二度と出現しないようにする古いコマンドが誤って適用されていたことが判明しました。これは、本来は使用されるべきではない、ドキュメントの奥深くに埋もれていたコマンドだったとのこと。
修正とテスターの苦闘
バグの原因が判明した後、修正自体は比較的簡単でした。しかし、その修正が本当に機能しているかを確認する作業は非常に時間のかかるものだったそうです。当時の開発環境では、ゲームへの変更がセーブデータを破損させてしまうため、一人のテスターがヤヴィンが登場するエピローグまで、ゲーム全体を最初からプレイし直す必要がありました。この一連の作業には何時間も費やされたとのこと。最終的にヤヴィンは無事にカットシーンに登場しましたが、この一件は開発の裏側での苦労を垣間見せるエピソードと言えるでしょう。