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『Call of Duty: Black Ops 7』の広告が性的暴力の矮小化を理由に英国で放送禁止処分、アクティビジョンの反論も届かず

2026年02月19日 | #ゲーム | IGN

『Call of Duty: Black Ops 7』の広告が性的暴力の矮小化を理由に英国で放送禁止処分、アクティビジョンの反論も届かず

アクティビジョンが展開する人気FPSシリーズ『Call of Duty: Black Ops 7』の広告が、性的暴力を矮小化しているとの視聴者からの苦情を受け、イギリスで放送禁止処分となりました。この広告はコメディアンのニッキー・グレイザーさんが出演しており、空港の保安検査を舞台にしたユーモラスな内容が問題視されています。

ユーモアのつもりが物議を醸した広告内容

今回問題となった広告では、空港の保安検査で男性が衣服を脱ぐよう命じられ、その後にニッキー・グレイザーさんが不要な身体検査をすることを示唆する場面が含まれていました。具体的には、男性が警備員役のピーター・ストーメアさんから「ランダムに選ばれ、手荒に扱われることになった」と告げられ、バトンを噛むよう指示されます。さらに、グレイザーさんがゴム手袋をはめながら「人形劇の時間よ」と発言し、ストーメアさんが「彼女は生で行くぞ」と締めくくるなど、一連のシーンが問題視されています。アクティビジョン側は、広告のユーモアは性的な行為ではなく不快感を意味するものであり、露骨な内容は含まれていないと反論。また、成人を対象とした時間帯に放送されたことを強調していました。しかし、イギリスの広告基準局(ASA)は、この広告のユーモアが「男性への屈辱と痛みを伴う非合意の侵入の脅威から生み出されている」と判断。その結果、無責任で不快であるとの裁定を下しました。

英国での放送禁止と今後の展開

ASAの決定により、この広告は現在の形ではイギリス国内で放送できなくなりました。アクティビジョンが今後、広告を修正して再放送する計画があるかは不明です。なお、この広告は国際的にはオンラインで引き続き視聴可能であり、記事執筆時点ではYouTubeを通じてイギリス国内からも閲覧できることが確認されています。今回の広告問題は、『Call of Duty: Black Ops 7』にとって販売不振という別の課題に直面している中で発生しました。同作は『Battlefield 6』や『ARC Raiders』といった競合作品との激しい競争により、ヨーロッパでの販売実績が低迷していると報じられています。これを受け、アクティビジョンは『Call of Duty』フランチャイズにおいて、同じサブブランド(Modern WarfareやBlack Opsなど)のゲームを立て続けにリリースしないと発表するなど、大きな戦略変更を進めています。