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幻のアーケード版『マリオカート アーケードグランプリ』シリーズがエミュレータ「Dolphin」で21年の時を経てついにプレイ可能に! 任天堂とセガ、ナムコの共同開発プラットフォーム「トライフォース」のタイトルがゲーマーの元へ

2026年02月19日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+

幻のアーケード版『マリオカート アーケードグランプリ』シリーズがエミュレータ「Dolphin」で21年の時を経てついにプレイ可能に! 任天堂とセガ、ナムコの共同開発プラットフォーム「トライフォース」のタイトルがゲーマーの元へ

ニンテンドーゲームキューブ(以下、ゲームキューブ)をベースに開発されたアーケードゲームプラットフォーム「トライフォース」をご存知でしょうか? セガとナムコが任天堂と共同開発したこのプラットフォームでリリースされた幻の『マリオカート アーケードグランプリ』シリーズが、なんと21年の時を経てエミュレータ「Dolphin」でプレイ可能になったとのことです。これまで多くのゲーマーが触れる機会がなかったタイトルだけに、これは嬉しいニュースと言えるでしょう。

エミュレータ「Dolphin」がトライフォースに対応

ゲームキューブやWiiのエミュレータとして知られる「Dolphin」に、ついにトライフォースのゲームエミュレーション機能が統合されました。トライフォースは「基本的にはゲームキューブにアーケード向けパーツを付けたもの」と開発者は説明していますが、そのエミュレーションは非常に困難な道のりだったようです。Dolphin開発チームは「17年以上前には一部のエミュレーションが可能だったものの、ゲームを起動させるには至らなかった」と語っています。その後、専用の開発ブランチが立ち上げられ、一部の『マリオカート アーケードグランプリ』シリーズが「技術的にはプレイ可能になった」ものの、最終的には開発が滞ってしまったとのことです。

開発者の執念とゲーム史の保存

この困難なプロジェクトが日の目を見たのは、開発者の一人であるcrediar氏の長年の努力によるものです。crediar氏は、Dolphinのメイン開発チームとは別に、トライフォースエミュレーションに特化したフォークを維持し続け、その「エミュレーションの質」が評価され、2025年半ばにDolphinのメインブランチへの統合が決まったとのこと。開発チームは「この特殊なハードウェアは驚きに満ちている」と語っており、ゲームキューブやWiiとは全く異なる数々の課題に直面したそうです。各ゲームに特有の癖や改訂、さらには異なるハードウェア構成まで存在し、テストだけでも大きな挑戦だったと振り返っています。Dolphin開発チームは「誰もが予想していたより数十年遅れたかもしれない」としながらも、ついにトライフォースのゲームにセカンドチャンスが与えられ、ビデオゲーム史のあらゆる隅々まで保存する努力が報われた形となりました。