Metaphor Gamesが開発中の新作CRPG『Celestial Return』はコントロールがテーマ!SF、メタル、プレイヤーの選択が融合した世界観をクリエイティブディレクターが語る
2026年02月20日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
Metaphor Gamesが開発中の新作CRPG『Celestial Return』について、クリエイティブディレクターのKerem Akman氏へのインタビューが公開されました。本作は、Kickstarterキャンペーンも成功させ、プレイヤーからの期待も高まっています。Akman氏は、SF、メタルミュージック、そしてゲームデザインにおけるプレイヤーの選択の重要性について熱く語っています。
徹底した世界観と視覚表現へのこだわり
『Celestial Return』は、その印象的なビジュアルで注目を集めています。Akman氏は、アートワークに『AKIRA』、『ベルセルク』、『BLAME!』といった作品からの影響を公言しています。これらの作品に見られる、読者が訪れる前から長い歴史を持つ世界観の構築や、高コントラストなビジュアル、重い影、そして粗削りな質感を本作にも取り入れているとのこと。これは、高度なテクノロジーが存在する世界でも、その根底には人間味あふれる生々しさや質感が存在するというメッセージを表現していると語られています。また、映画『アナイアレイション -全滅領域-』からは、説明できないほどの不気味さや、人間が意図や道徳が通用しない力に直面したときの反応といった「異質さ」の感覚が影響しているとのことです。
プレイヤーの選択が物語を紡ぐ
本作では、プレイヤーの選択とダイスロールが物語に大きく影響を与えるとのことです。 Akman氏は、物語の大きな分岐だけでなく、シーンの展開や得られる情報、キャラクターの反応に影響する細かな選択肢も用意されていると述べています。開発の現実として、異なる経路を辿っても同じストーリーアークに到達するケースもあるとしつつも、プレイヤーが辿る道のりやキャラクターの状態、人間関係、そしてそこにたどり着くまでの「どのように」と「どれだけの代償を払ったか」は、常にプレイヤー独自のものになると強調されています。また、ゲームのUIや演出が「物語自体がプレイヤーのプレイによって組み立てられていく」ことを強調するメタ的な要素も採用されています。グラフィックノベルのようなフレームワークは、コミックからの影響を色濃く反映しており、デジタルゲームと触覚的なアート作品との橋渡しをしているとのことです。
メタルミュージックが織りなすサウンドスケープ
サウンド面では、Berk Şermet氏によるノワールジャズ、サイバーパンクテクノ、デスメタルが融合したサウンドトラックが特徴です。Akman氏自身もデスメタルバンドDevoured Elysiumのボーカリストであり、その影響は本作のサウンドと雰囲気に深く浸透しています。Cult of LunaやBosskといったポストメタルバンドからスケール感と雰囲気のヒントを得ており、特にUlcerateからは、その妥協のない感情密度の高さという点で、音楽だけでなく開発全体の考え方に大きなインスピレーションを受けているとのことです。
シリアスなテーマとユーモアの融合
『Celestial Return』は、企業による強欲や権力乱用、支配者への抵抗、ニヒリズム、宗教、そして無制限なテクノロジーの危険性など、重厚なテーマを扱っています。Akman氏は、本作の核となるテーマは「コントロール」であり、「誰がコントロールを持ち、誰がそれを持っていると思っているのか、そしてそれが手から滑り落ちたときに何が起こるのか」を探求していると語っています。これらのテーマは、Akman氏がトルコで生活し、創作活動をする中で日々感じているプレッシャーが自然に作品に流れ込んでいるとのことです。 一方で、作中には「YEET 4 dice and pray to the void」や「Easy Peasy」といったユーモラスで砕けた表現も散りばめられています。Akman氏は、これは意図的なものであり、重いテーマを扱う上での「サバイバルメカニズム」として機能していると説明しています。主人公のハワードと相棒のローズの関係性も、このユーモアに貢献しており、チュートリアルやシステムメッセージでプレイヤーに直接語りかける「ローズ」の存在は、物語のシリアスさを損なうことなく、ウィットに富んだやり取りを可能にしているとのことです。
AIを使わない「手作り」へのこだわり
Akman氏は、現在のゲーム業界におけるAI利用の加速に対し、『Celestial Return』の開発ではAIを一切使用していないことを明言しています。彼らはチームをアーティスト集団と捉えており、ストーリーテリング、ビジュアル、音楽のすべてが、彼らの生きた経験と意図的な選択から生まれることを重視しているとのことです。「魂」のこもったゲームは、それを作る人々から生まれるという信念があり、この「小さな戦い」に全力を尽くしていると語られています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | 未定 |