『ポケモンセンター』欧州で顧客情報流出、配送委託先へのサイバー攻撃が原因
ポケモン公式グッズサイト「ポケモンセンター」の欧州向けサービスにおいて、顧客情報が流出するサイバー攻撃が発生し、一部の注文がキャンセルされる事態となりました。この攻撃は、ポケモンセンターが配送を委託している第三者企業CEVA Logisticsを標的としたもので、顧客の個人情報や注文詳細が盗まれた可能性があります。
配送委託先のサイバー攻撃が原因
今回のサイバー攻撃は、ポケモンセンターが英国とドイツの顧客向けに配送業務を委託しているCEVA Logisticsに対して、2026年7月30日から行われました。ポケモンセンターは、影響を受けた顧客に対し、注文のキャンセルとサイバーインシデントに関する通知を送付しています。通知によると、ハッカーは顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、注文詳細といった情報を取得した可能性があるとのことです。
広範囲に及ぶ影響と業界の現状
CEVA Logisticsは、世界第3位のコンテナ海運会社CMA CGM傘下の物流企業です。今回のデータ流出は、欧州の8つの倉庫に影響を及ぼし、オランダの小売業者Bol、サッカークラブのアヤックス、ING銀行、眼鏡メーカーAce & Tateなど、幅広い企業に被害が及んでいます。近年、世界の貨物業界に対するサイバー攻撃は増加傾向にあり、ハッカーが直接犯罪組織に貨物を転送するケースも報告されているとのことです。
30周年記念イベント中の不運な出来事
今回の情報流出は、ポケモンセンターが30周年記念イベントを開催し、100点以上の記念グッズを展開している最中に発生しました。この不運なタイミングでの出来事は、多くのファンに影響を与えています。英国のポケモンセンターウェブサイトには、配送の遅延や処理に時間がかかる可能性がある旨のバナーが表示されており、一部の顧客からは注文がキャンセルされたとの報告も上がっています。