「正義」だけがヒーローじゃない!モラルグレーな主人公として深淵に挑むおすすめRPG10選!『Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2』や『Cyberpunk 2077』など、一味違う体験を提供するタイトルを紹介
2026年02月21日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
最近のRPGでは、プレイヤーが「アンチヒーロー」として活躍する作品が増えており、正統派のヒーローとは一味違う魅力が注目されています。従来の「善人」という型にはまらない、影のあるキャラクターを操作することで、物語に深みとリアリティが生まれているようです。今回は、そんなモラルグレーな主人公たちが登場する、おすすめのRPGをいくつかご紹介します。
現代都市で生きるヴァンパイアの苦悩
『Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2』では、現代に目覚めたヴァンパイア「ファイア」として、現代社会に適応しながらヴァンパイアとしての掟を守る生活を送ります。無意識の一般人を狩って血を補給するなど、基本的には悪役の立場ですが、ヴァンパイアシンジケートのために活動する中で、ある程度の「善行」を行う機会も存在します。しかし、あくまでヴァンパイアという本質は変わらず、暗く血生臭い世界で「正しい相手」から血を流させることに奮闘します。
混沌をぶっ潰す破天荒な戦士
『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』の主人公「ジャック」は、シリーズでも類を見ないほど破天荒で粗野なアンチヒーローとして描かれています。彼の目的はひたすら「カオスを殺す」ことのみで、周囲の意見には耳を貸さず、聞いているのは2000年代初頭のメタル音楽だけ。その態度は時に「痛々しい」と感じられるほどですが、彼の言動には後々意味が与えられます。どんなに傍若無人な振る舞いをしても、結局は目的を達成してしまう、そんな彼の存在がゲームの大きな魅力の一つです。
企業が支配する宇宙を生き抜く
『The Outer Worlds』では、半シリアスなSF世界で企業間競争に巻き込まれる主人公を操作します。この世界では「良い選択肢」というものが存在せず、どの企業を選ぶにしても何かしらの問題が伴います。プレイヤーは「ヒーロー」というにはあまりにも曖昧な立場で、たとえ良い行いをしたとしても、誰かの不幸につながってしまうことが少なくありません。無口な主人公が会話の途中でしか意見を言えないこともあり、自己省察やキャラクターの成長はほとんど描かれず、冷血な企業の手先として生きる現実的な姿が描かれています。
敵国の使者として疫病を調査
『Avowed』では、疫病が蔓延する異国の地で、敵対勢力であるアエディール帝国から派遣された「使者」として物語が始まります。主人公は、その出自ゆえに多くの人々から冷遇されますが、様々な場面で困っている人々を助ける機会が与えられます。しかし、どれほど良い行いをしても、敵国の人間であるという本質を変えることはできません。悪の勢力に縛られながらも、異国の地で事態を解決しようと奔走する姿は、まさにアンチヒーローそのものです。
記憶喪失の刑事が辿る未来
『Disco Elysium』は、戦闘がほとんどないユニークなRPGです。プレイヤーは最悪の二日酔いから目覚めた刑事を操作し、失われた記憶を取り戻しながら殺人事件の謎を解き明かします。主人公「ハリー」は、魅力的でもなければ凶悪でもなく、話す人々に「うわ、こいつ」と思わせるような、どこか垢抜けない人物です。法に属する立場でありながら、決して善人ではない彼のキャラクターは非常に個性的で、善悪の境界線を曖昧に行き来する彼の姿は、近未来のリアルな世界観を映し出しています。
医者か捕食者か、究極の選択
『Vampyr』は、スペイン風邪が蔓延するロンドンを舞台に、医者でありながらヴァンパイアでもある主人公の物語です。プレイヤーは病気の蔓延を止めつつ、街に現れた新たな悪と戦うことになります。多くのキャラクターが病に倒れる中、彼らを治療するか、それとも血を吸うかという究極の選択を迫られます。無害な市民を餌にすれば強力な力を得られますが、その代償として街は危険になり、仲間を失う可能性もあります。病人のヒーローであると同時に最大の捕食者という、背中合わせの二面性がゲームの醍醐味です。
悪が勝利した世界での「最低限の善」
『Tyranny』は、悪がすでに勝利した世界を舞台に、その中でいかに「ヒーロー」として振る舞うかという問いをプレイヤーに投げかけます。主人公は強大な悪の将軍として、荒廃した世界でさらなる力を手に入れるのが任務です。プレイヤーは残忍な怪物となることも、人々を穏やかに恐ろしい未来へ導くこともできますが、どんな選択をしても「良い奴」として描かれることはありません。善行を成す機会はあるものの、常にどこか後味が悪く、プレイヤーはかつてないほど「残酷」な選択を迫られることになります。
銀河を支配するならず者の選択
『Warhammer 40,000: Rogue Trader』では、広大な宇宙を支配する強大な権力を持つ「ローグトレーダー」が主人公です。物語の冒頭から、主人公はクルーの半分から嫌われ、街全体から恨まれているなど、決して好かれている人物ではありません。しかし、その強大な力を恐れられており、プレイヤーはその恐怖を創造的かつ恐ろしい方法で発揮する機会を得ます。一部の人々にとってはヒーローであり、他の人々にとってはモンスターとなる、まさにアンチヒーローの典型です。どんなに良い行いをしたつもりでも、それが別の人々の破滅につながる可能性があり、常にグレーな選択を迫られます。
追放されたジェダイが示す「グレー」な正義
『Star Wars: Knights of the Old Republic II – The Sith Lords』は、前作よりもはるかにダークな物語を描いています。主人公「エグザイル」は、ジェダイオーダーから追放された身であり、物語の始まりからすでに「光」と「闇」の間に存在します。どれだけ善行を重ねても、追放者というレッテルが剥がれることはありません。そのため、プレイヤーは「グレーなジェダイ」として物語を進めることになります。善悪の判断は非常に曖昧で、クレアから「善行の結果を見誤っている」と叱られることも多く、どちらの選択も「より大きな善」にも「より大きな悪」にもつながる可能性があり、その奥深さが魅力です。
ナイトシティの傭兵に「心」は宿るか
『Cyberpunk 2077』の主人公「V」は、性別に関わらず、まさにアンチヒーローの代表格です。ナイトシティには「ヒーロー」と呼べる存在はおらず、誰もが程度の差こそあれ、闇を抱えています。傭兵であるVは、最初から怪しげな人物のために働くことが明確に描かれています。ゲーム序盤で多くの「無実」とも言える人々を撃ち殺すことになるなど、プレイヤーが良い人間として振る舞える状況はごく稀です。ただ生き残るためなら手段を選ばない、そんなナイトシティの住人たちのリアルな姿が描かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 『Vampire: The Masquerade – Bloodlines 2』発売日 | 2025年10月21日 |
| 『Avowed』発売日 | 2025年2月18日 |
| 『Cyberpunk 2077』Nintendo Switch 2版発売日 | 2025年6月5日 |