日本のTRPG『ソード・ワールドRPG』の革新的な「フェローシステム」が、欠席プレイヤー問題を解決し、Mugen Gamingの手によりついに英語圏へ!36年の時を経て世界へ羽ばたく名作に注目
2026年02月24日 | #ゲーム #発売 | Polygon
TRPGにおいて長年の課題とされてきた「プレイヤーがセッションに参加できない」という問題を、日本のTRPG『ソード・ワールドRPG』が革新的な「フェローシステム」で解決しようとしています。このシステムは、欠席したプレイヤーのキャラクターをNPCとして冒険に同行させ、戦利品の獲得やゴブリンの討伐といった冒険の楽しみに参加させ続けることを可能にするものです。36年の歴史を持つ本作はこれまで英語圏へのローカライズがされていませんでしたが、Mugen Gamingの手によりついに実現するとのことです。
欠席プレイヤーも冒険に参加!「フェローシステム」の魅力
『ソード・ワールドRPG』のフェローシステムでは、プレイヤーがセッションを欠席した場合、そのキャラクターを簡略化されたシートを持つNPC「フェロー」として扱います。フェローは魔法や武器攻撃といったデフォルトのアクションリストを持ち、それぞれにキャラクターの個性を示すセリフが添えられています。フェローのアクションはd6ロールによるランダムテーブルで決定され、ゲームマスター(GM)とプレイヤーは簡単に管理できるとのこと。このシステムは、カドカワが所有するコンピューターゲーム雑誌「コンプティーク」で連載されていたグループSNEのD&Dリプレイにルーツを持つといいます。当時、「郵便システム」を通じてフェローを共有し、キャラクターが様々な冒険やキャンペーンに参加できるようにしていたとのこと。
フェローはプレイヤーキャラクター(PC)や一般的なNPCとは異なるルールが適用されます。例えば、フェローが敵の標的になることはなく、倒されることもありません。プレイヤーの邪魔をせず、ルールを悪用されないように配慮しつつも、手軽に管理でき、かつ冒険の役に立つことを目的としています。最も興味深いのは、フェローが常にゲーム内で強いソーシャルコンポーネントを持っていた点です。プレイヤーが異なるパーティー間でフェローを共有し、それぞれの冒険の物語を語り合うことが可能だったとMugen GamingのShawn Davison氏は語っています。
柔軟なキャラクター育成とJRPGを彷彿とさせる戦闘システム
『ソード・ワールドRPG』は、オープンなマルチクラスシステムを採用しており、プレイヤーは経験値を使ってどのような役割でも成長させることができます。一つのクラスに固執することが問題になる場合もあるため、キャラクターに幅広いスキルと能力を持たせ、より流動的な育成が可能とのこと。このシステムは、ファイナルファンタジーシリーズのようなクラシックなJRPGを彷彿とさせ、硬直したクラスシステムの枠を超えたカスタマイズ性をプレイヤーに提供します。
また、戦闘システムもJRPGを思わせる特徴があります。前衛には主力となるファイターが配置され、後衛にはキャスターや遠隔攻撃キャラが配置されるといった、戦場での位置取りをあまり気にせずに済むシンプルな構造が基本です。もちろん、より戦術的な移動に関する高度なルールも存在しますが、基本的にはD&D以上に「シアター・オブ・ザ・マインド(頭の中の劇場)」を重視しており、戦場の具体的な位置取りよりも「何をしたいか」と「プレイヤーの体験」に焦点を当てているとのことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クラウドファンディング開始時期 | 5月 |
| ローカライズ版リリース目標 | クラウドファンディング終了後1年以内 |
| ダイスシステム | 2d6システム |