『マジック:ザ・ギャザリング』過剰印刷疑惑を巡るハズブロ社への株主訴訟が取り下げに!今後の展開に注目が集まる
先日、ハズブロ社の株主が、同社経営陣が人気トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のカードを過剰に印刷し、既存カードの価値を下げ、結果的に消費者を欺いているとして提訴した訴訟が取り下げられたと報じられました。株主であるジョセフ・クロコノ氏とウルタイン・マクグローン氏は、再提訴の可能性を残しつつも、訴訟を自発的に取り下げたとのことです。訴訟取り下げの具体的な理由は、現時点では明らかにされていません。
『マジック:ザ・ギャザリング』を巡る訴訟の経緯
この訴訟は1月に提起されたもので、「善管注意義務違反」「不当利得」「企業資産の浪費」「著しい経営過失」「支配権の乱用」、そして「証券取引法違反」がハズブロ経営陣によって行われたと主張されていました。特に問題視されていたのは、カードセットの過剰印刷によって既存カードの価値が低下し、会社の財務を危険にさらしているという点です。具体的には、『ユニバース・ビヨンド』や『シークレットレイアー』といったクロスオーバーセットが、他の事業セグメントが不振に陥った際に、不足を補うための現金確保目的で乱発されていると訴えていました。ハズブロの子会社であるウィザーズ・オブ・ザ・コーストは近年、確かに過去よりも多くのセットを印刷していますが、それに伴い収益も増加傾向にあります。実際、直近の決算発表では、『マジック:ザ・ギャザリング』が過去最高の成功を収めたことが明らかになっており、その成功には、今回の訴訟で問題とされたセットも大きく貢献しているとされています。
論争を呼んだ『Magic 30th Anniversary Set』
また、訴訟では、ハズブロ経営陣が物議を醸した非常に高価な『Magic 30th Anniversary Set』を意図的に品切れに見せかけ、需要を煽ったとも主張されていました。元幹部の証言として、製品が品切れに見えるように販売を「一時停止」する決定がなされたとされていましたが、訴訟が取り下げられたことで、この主張の真偽は不明なままとなりました。なお、訴訟取り下げ後も、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、『Prints Charming』シークレットレイアーセットにおいて、5つの同一商品が異なる価格で販売されるという、再び物議を醸すような価格設定のカード商品を発表しています。
今後の『マジック:ザ・ギャザリング』に注目
『マジック:ザ・ギャザリング』は、3月6日には『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』とのコラボセットの発売を控えており、今後の動向が注目されます。