『原神』のプライバシーポリシーから、ボイスチャットデータがAIトレーニングに使用される可能性を示唆する条項がサイレント修正で削除された件について、その詳細とmiHoYoのAIへの取り組みを解説
2026年02月26日 | #ゲーム #アプデ | Eurogamer
人気オープンワールドRPG『原神』のプライバシーポリシーにおいて、プレイヤーのボイスチャットデータがAIモデルのトレーニングに使用される可能性が示唆されていたことが判明しました。この条項は、今年1月に公開されたプライバシーポリシーに記載されていましたが、その後、サイレント修正により削除されています。
プライバシーポリシーの具体的な変更点
BlueskyユーザーのCevian氏が発見したところによると、プライバシーポリシーの「収集および処理するデータ」に関するセクション1、サブセクションxviiiには、「当社のサービスは、該当する場合、ユーザーがリアルタイムで音声を使って他のユーザーとコミュニケーションできる音声ベースのチャット機能を提供する場合があります。お客様がそのような機能の使用を選択した場合、当社は、コミュニケーションサービスの提供、サービスのセキュリティと安定性の維持、コンテンツモデレーション、および適用される法令の遵守を含む、本プライバシーポリシーのセクション2およびセクション13に記載された目的のために、音声通信データを処理する場合があります」と明記されていました。しかし、このサブセクションは現在、完全に削除されているとのことです。また、プライバシーポリシーのセクション2「お客様の個人データを収集および処理する理由」には、「多くのAI搭載体験と同様に、当社は、チャットデータなど、お客様が生成した入力を、当社のサービスを提供するために使用するモデルのトレーニングと改善に使用する場合があります。サービス関連の設定で、モデルトレーニングへの参加をいつでもオプトアウトできます。オプトアウトしても、既存のゲームプレイには影響しません」という文言も含まれています。
miHoYoと生成AIへの取り組み
miHoYoは、過去にも生成AIの活用について積極的に言及しており、昨年後半にはUnreal Engine 5を使用した新作MMOプロジェクトのティザーを公開しています。この新作はまだ謎が多いものの、「AI刺激エコシステム」、「全地形対応バトルAI」、そして「知的NPC」といった特徴が示されています。今回のプライバシーポリシーの変更について、EurogamerがmiHoYoに問い合わせを行っており、ユーザーの音声通信データが具体的に何のために使用されていたのか、また関連する条項がプライバシーポリシーから削除された理由について、コメントを求めているとのことです。今後のmiHoYoからの公式発表に注目が集まります。