1930年代アニメーションFPS『MOUSE: P.I. for Hire』開発者が語る!手描きアニメーションへのこだわりと挑戦の舞台裏
2026年02月27日 | #ゲーム #発売 #イベント | IGN
Fumi Gamesが手掛ける新作FPS『MOUSE: P.I. for Hire』は、1930年代のカートゥーンスタイルを全面に押し出した、他にはないユニークなゲームです。先日IGNの取材に応じたCEO兼ファウンダーのMateusz Michalak氏とアートディレクター兼リードCGアニメーターのMichal Rostek氏が、本作の制作秘話や苦労、そしてその独自性について語りました。
1930年代のアニメーションが息づく世界観
本作の最大の特徴は、白黒で描かれた1930年代のラバーホースアニメーションスタイルです。Michal氏はアニメーション業界出身で、アニメーションの歴史、特にこのラバーホーススタイルに深い情熱を抱いていました。最初は個人的なプロジェクトとして始まったこのアイデアが、Mateusz氏の目に留まり、FPSゲームとして実現することになったのです。ゲームは完全に白黒で、色を加えるという議論はチーム内では一度もなかったとのこと。開発チームは、プレイヤーの導線やパッチの発見など、白黒ならではの課題に直面しましたが、見事に克服し、このスタイルを確立しました。この挑戦的な試みによって、チームは黒と白という基本的な2色を扱う新たなスキルを習得したといいます。
手描きアニメーションへのこだわりと開発秘話
『MOUSE: P.I. for Hire』に登場するアニメーションは、すべて手作業で制作されています。もちろん、現代のコンピュータ技術を駆使して効率化を図っているものの、1930年代の技術をベースにしながら、アナログでは数年かかるところを数ヶ月で実現しているとのこと。コンセプトアートから始まり、ストーリーボード、アニメーション化、クリーンアップ、そしてエンジンへの実装という工程を経て、キャラクターや武器、インタラクティブな要素に命が吹き込まれていきます。特に武器のアニメーションは、Michal氏にとって楽しくも挑戦的な部分でした。ゲームのメカニクスやプレイヤーの体験に合致させつつ、テンポよく魅力的なアニメーションを作り上げるために、多くの工夫が凝らされています。
また、2Dアニメーションを3Dゲーム空間で扱うことの困難さについても言及されました。敵キャラクターや一部のインタラクティブなオブジェクトは、前後左右斜めなど8~9方向すべてのアニメーションを作成する必要があり、これは非常に時間のかかる作業でした。しかし、この手間暇をかけることで、ラバーホースアニメーションのユニークさを最大限に引き出し、プレイヤーに深い没入感を提供しています。
Mateusz氏は、プロジェクトを通じて多くの間違いを犯しながらも、その度に学びを深めてきたと語ります。手描きのスキルと優れたアーティストの存在が、ゲームプロジェクトにとって非常に有益であるという信念を、本作を通じて証明したいと考えているようです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | Steam (デモ版あり) |