約8年の苦闘と破産寸前から生まれたインディーCRPG『Esoteric Ebb』が3月3日に遂にリリース! 『Disco Elysium』と『Planescape: Torment』に影響を受けた唯一無二の物語体験に注目!
2026年02月28日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
インディーゲーム開発者のChristoffer Bodegård氏が、約8年間の苦闘を経て完成させた新作CRPG『Esoteric Ebb』が、3月3日にリリースされることになりました。D&Dや『Disco Elysium』、『Planescape: Torment』といった名作にインスパイアされた本作は、開発者のBodegård氏を破産の危機にまで追い詰めたものの、最終的にはパブリッシャーであるRaw Furyの支援を得て、日の目を見ることになった、というかなりドラマチックな経緯があったようです。
開発者の執念が生んだ唯一無二の世界観
『Esoteric Ebb』は、見下ろし視点のCRPGで、「奇妙なアークンパンク後のファンタジー世界」を舞台に、とんでもない聖職者が主人公を務めるという、ちょっと他に類を見ない設定が特徴です。プレイヤーの選択と結果には「途方もない」ほどの深みがあり、あたかもTRPGセッションで「卓の最も面白いプレイヤーになり、ゲームマスターを完全に困らせる」かのような体験ができる、とのこと。開発者のBodegård氏がスウェーデンには物語重視のRPGを制作するスタジオがほとんどない、と感じたことから、「自分で『Planescape: Torment』と『Disco Elysium』を掛け合わせたような作品を作ろう」と決意し、たった一人で開発を進めてきた結果生まれたのが本作です。
幾多の試練を乗り越えた開発秘話
Bodegård氏は開発当初、4年間試行錯誤を繰り返しても成果が出ず、戦闘と分岐する物語の融合に苦戦し、2019年にはプロジェクトを一度は白紙に戻したそうです。しかし、『Disco Elysium』のリリースに衝撃を受け、そのデザインを徹底的に研究。非線形デザインこそがゲームの魅力を際立たせる鍵だと悟り、開発を再開。その後も2度のプロトタイプは失敗に終わったものの、2020年から2021年にかけて「何かが変わった」と語り、プロジェクトは本格的に軌道に乗り始めました。PC Gamerの記事でデモ版が絶賛されたことで注目を集め、最終的にRaw Furyがパブリッシャーとして名乗りを上げます。Bodegård氏は2022年から資金繰りに苦しんでおり、初回の前払い金が届く直前には家賃も払えない状況だったとのことですが、Raw Furyの支援によってフリーランスのアーティストやサウンドデザイナー、コンポーザーを雇うことができ、本作はついに完成に至りました。過去4年間で、彼は約125万語ものテキストを書き上げ、プロジェクト開始時の30万語から、現在では70万語を超える膨大なスクリプトへと成長させたといいます。
開発者からのメッセージと期待
Bodegård氏は、自身の開発の道のりが「途方もなく愚かな道」であったと語り、他のライターやデザイナーを入れずにプロジェクトの全権を握り、無謀な方法で全てのリソースを使い果たしたことを強調しています。しかし、その情熱と執念が詰まった『Esoteric Ebb』は、Steam Next FestのRPGデモで高評価を得ており、ウィッシュリストのランキングを独占しているわけではないものの、確かな支持を集めているとのことです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 2026年3月3日 |