PS2時代の名作たちに残された「あと一歩」の課題:『FFX』の声優問題から『MGS2』の主人公交代まで、惜しい点が光る作品群を徹底解説!
2026年03月01日 | #ゲーム #レビュー | DualShockers
数々の名作を生み出し、世界で最も売れたゲーム機であるPlayStation 2(PS2)には、今もなお多くのファンに語り継がれるタイトルが豊富に存在します。しかし、当時としては画期的なDVDの大容量化により、開発者は音声、長尺のカットシーン、広大な世界をゲームに詰め込むことが可能になった一方で、開発途上だったがゆえの惜しい点も散見されました。今回は、PS2時代の名作の中から、あと一歩で「完璧」を逃したゲームたちを深掘りし、その「惜しい点」にスポットライトを当てます。
あと一歩「完璧」を逃した名作たち
『ファイナルファンタジーX』は、シリーズ初のフルボイス採用で新たな扉を開きましたが、一部キャラクターの演技には賛否両論がありました。特にティーダ、リュック、ワッカの声はプレイヤーをイライラさせることもあり、ユウナの声も眠たいと感じる人がいたようです。彼らがゲームの大半を喋ることを考えると、これは無視できない問題だったと言えるでしょう。
『グランド・セフト・オートIII』は、シリーズを代表するタイトルへと押し上げた記念碑的作品ですが、そのエイムシステムは現代の感覚では非常にプレイしにくいものでした。敵への照準合わせが困難で、特に複数の敵に囲まれるとあっという間に倒されてしまうことも。この問題は、後の『サンアンドレアス』で大きく改善されることになります。
『メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ』は、グラフィックの飛躍的な進化で期待を集めましたが、ゲームの途中で主人公がソリッド・スネークから雷電に交代するという大胆な決断が多くのファンを困惑させました。スネークでのプレイを期待していたファンにとって、この主人公交代は受け入れがたいもので、作品の評価を分ける要因となりました。
『キングダム ハーツ』は、ディズニーとスクウェア・エニックスのコラボレーションで世界的な人気を博しましたが、カットシーンのスキップ機能がないことが大きな欠点でした。ボス戦で負けるたびに同じカットシーンを何度も見せられるのは、ストレス以外の何物でもありませんでした。HDリマスター版でスキップ機能が追加されたのは、まさに朗報でした。
『サイレントヒル4 ザ・ルーム』は、シリーズの中でも異色作として評価が分かれましたが、その根幹にはカメラワークの問題がありました。視界が悪く、敵の動きを把握しづらいことから、戦闘の難易度を不必要に上げてしまっていたのです。
『真・女神転生III-NOCTURNE』は、高い難易度で知られるシリーズですが、序盤の「マタドール戦」は特に悪名高い鬼門でした。満足に準備する場所も少なく、マタドールの素早さや回避率を上げるスキルにより、攻撃を当てることすら困難でした。
『バイオハザード コード:ベロニカ』は、旧来の固定カメラとラジコン操作が特徴的でしたが、新規プレイヤーを悩ませたのは、ゲーム終盤に待ち構えるタイラント戦でした。事前に準備しないとソフトロック状態になり、ゲームを最初からやり直さなければならない可能性がありました。
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』は、海外での『ドラゴンクエスト』人気を確立した作品です。しかし、中盤で魅力的な悪役ドルマゲスを倒してしまうと、物語の質が急降下してしまいます。彼の後を継ぐラスボス、ラプソーンには、ドルマゲスほどの魅力がありませんでした。
『ペルソナ3』は、学園生活とRPGを融合させた画期的なシステムで『ペルソナ』シリーズの人気を確立しましたが、オリジナル版では仲間キャラクターの行動をAIに任せるしかありませんでした。プレイヤーは主人公しか操作できず、仲間の行動をコントロールできないために、フラストレーションがたまる場面も少なくありませんでした。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』は、映画の公開時期と重なり、大きな注目を集めました。アラゴルン、レゴラス、ギムリといったキャラクターを操作してオークやゴブリンをなぎ倒す爽快感はあったものの、マルチプレイヤー要素が一切なかったのは残念な点でした。協力プレイに最適な題材だっただけに、多くのファンが肩を落としました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PlayStation 2 |
| 最盛期 | 2000年代前半 |