『Scott Pilgrim EX』レビュー:原点回帰か、それとも停滞か?新たなキャラクターとストーリーでベルトスクロールアクションに挑むも、お使い感強めのミッションに課題か
2026年03月04日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
2010年に発売された『スコット・ピルグリムVS. 邪悪な元カレ軍団:ザ・ゲーム』は、『Streets of Rage 4』や『River City Girls』、『Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder's Revenge』といった傑作を生み出したベルトスクロールアクションゲームの再燃に火をつけた作品として知られています。その続編となる『Scott Pilgrim EX』が、全く新しいストーリーと多様なキャラクターを引っ提げて登場しました。しかし、素晴らしい戦闘システムにもかかわらず、本作は自身が生み出したベルトスクロールアクションのルネサンスから一歩遅れているような印象を受けています。
個性豊かな新キャラクターたちが参戦!
本作の最大の変更点は、プレイアブルキャラクターの構成です。前作と同様に7人のキャラクターが登場しますが、今回はその個性がより際立っています。それぞれのキャラクターが格闘ゲームから飛び出してきたかのようにユニークなファイターとしてデザインされており、彼らの象徴的な個性をより良く表現しています。スコット・ピルグリムは「ストリートファイター」シリーズのリュウを彷彿とさせる万能型、マシュー・パテルは仲間を召喚して攻撃するスタイル、ロボット-01は長距離攻撃に特化しています。どのキャラクターもコンボの可能性が高く、スペシャルアタックも爽快で、プレイしていて非常に楽しい仕上がりとのことです。特に、筆者はグラップラー(投げキャラ)を好むプレイヤーのため、ハリウッドスターのルーカス・リーをメインに使用したとのこと。彼は打撃力が強く、戦車のような動きで敵を翻弄し、スケートボードを使った攻撃も得意なキャラクターです。
魅力的な要素と惜しい点の混在
本作は、原作者ブライアン・リー・オマリー氏によるコミックシリーズのファンであれば期待通りの、魅力的でコミカルな会話が特徴です。また、前作と同じく美麗なピクセルアートとアニメーション、そしてバンド「Anamanaguchi」が手がけるサウンドトラックは健在で、これらは作品の大きな魅力となっています。しかし、肝心のストーリーはやや薄く、『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』シリーズのような大規模な設定追加は期待できないとのこと。キャラクターの成長システムに関しても、前作や『Shredder's Revenge』ではレベルアップによって新しい技がアンロックされるなど、キャンペーンを通して新鮮さを保つ工夫がありましたが、本作ではアイテムを収集することでステータスが上昇するのみに留まっている点が惜しいとされています。オープンワールドのようなマップデザインも採用されていますが、実質的には一本道にいくつかのサイドエリアがある程度で、ミッション内容も大半がお使いクエストに終始しており、繰り返し発生する「お使い」には飽きを感じてしまうかもしれません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年3月3日 |
| プラットフォーム | PC, PS5, PS4, Xbox Series X/S, Nintendo Switch 2, Nintendo Switch |
| 開発元 | In-house |