『バルダーズ・ゲート3』出演声優ジェニファー・イングリッシュさんがAIによる俳優の置き換えを「ばかげている」と一蹴! 愛されるRPGの核にある「人間らしさ」を強調
2026年03月04日 | #ゲーム #ニュース | GamesRadar+
『バルダーズ・ゲート3』や『クレア・オブスキュア:エクスペディション33』で知られる声優のジェニファー・イングリッシュさんが、AIによる俳優の置き換えについて「ばかげている」と強く批判しています。彼女は、これらのRPGが愛されるのは「人間らしさ」があるからだと主張しており、AIがその核を破壊すると警鐘を鳴らしています。イングリッシュさんの発言は、映画やテレビ、そしてゲーム業界全体で高まっているAIへの懸念を改めて浮き彫りにしています。
AIが奪う「人間らしさ」
イングリッシュさんは、最近のポッドキャストインタビューで、「芸術に完璧は求めていない。正直、少し恥ずかしくて馬鹿げていると思う」と発言しています。彼女は、AIに人間を置き換える行為を「ばかげている」と一蹴しており、その理由として、『バルダーズ・ゲート3』や『クレア・オブスキュア:エクスペディション33』、『ウィッチャー』といった作品が愛されるのは、クリエイターたちが自身の物語や人間性を作品に注ぎ込んでいるからだと説明しています。特に、『クレア・オブスキュア:エクスペディション33』の脚本家であるジェン・スヴェドバーグ=イェンさんと監督のギヨーム・ブリオシュさんが作り上げた美しい物語が、数百万人の心を動かしたことを例に挙げ、「それはAIではない。彼らの物語であり、彼らの歴史だ」と強調しています。
開発現場でのAI活用と業界の動き
『クレア・オブスキュア:エクスペディション33』の開発では、一部の背景テクスチャ生成に一時的に生成AIが使用されていたことがありました。しかし、そのテクスチャはリリース後にパッチで削除されており、この件は同作が獲得しうるGOTY(Game of the Year)賞の受賞を阻害した一因ともいわれています。これを受け、監督のギヨーム・ブリオシュさんは、今後Sandfall社の全コンテンツは「人間によって作られる」と明言しています。また、SAG-AFTRA(米国俳優組合)に代表される俳優たちは、2023年の映画・テレビ業界でのストライキ、さらに2024年から2025年にかけてのゲームパブリッシャーに対するストライキを通じて、AIからの保護を求める動きを強めています。かつてAmazon Gamesのクリストフ・ハートマン氏が、ゲームには「演技はあまりない」ためAI俳優が人間の仕事を奪うことにはならないと主張していたことを踏まえると、ゲーム俳優たちが自身の立場を守ろうとするのは当然の流れといえるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発言者 | ジェニファー・イングリッシュ |
| 代表作 | 『バルダーズ・ゲート3』、『クレア・オブスキュア:エクスペディション33』 |
| 発言内容 | AIによる俳優の置き換えは「ばかげている」 |