ソニー、シングルプレイヤーゲームのPS5コンソール独占戦略へ回帰か? PS5と次世代機PS6の販売への影響を懸念し、PC版展開を一部見直す方針と報じられる
ソニーは、今後リリースされるシングルプレイヤーゲームについて、PlayStation 5でのコンソール独占戦略に回帰する方針を打ち出したと報じられています。これまでのPC版遅延リリース戦略から大きく転換し、一部の作品はPCで発売されない可能性が出てきました。この決定は、PlayStationブランドの価値維持と、将来的なPS5およびPS6の販売への影響を懸念してのものと考えられています。
シングルプレイヤーゲームはPS5独占に
Bloombergの報道によると、ソニーは『Ghost of Yotei』や『Saros』といったシングルプレイヤータイトルを今後もPS5独占とするとのことです。一方で、『Marvel Tokon』のような格闘ゲームやBungieが開発する『Marathon』のようなオンラインゲームは、引き続きPC版も同時または遅れてリリースされる方針とされています。また、ソニーが販売を手がけるものの、外部スタジオが開発する『Death Stranding 2』や『Kena: Scars of Kosmora』はPCでも発売される予定です。しかし、Sucker Punch開発の『Ghost of Yotei』については、当初のPC版リリース計画が撤回されたと報じられています。この戦略変更の背景には、最近のPlayStationタイトルのPC版販売不振や、PS5、ひいては次世代機PS6の販売への悪影響が懸念されている点が挙げられています。
PC版展開の縮小とブランド戦略
ソニーがこの戦略転換に踏み切ったのは、PlayStationブランドの独占価値を再強化し、コンソール販売を促進する狙いがあるようです。ここ数年、ソニーはPlayStationタイトルをPCにも展開してきましたが、Microsoftのように全てのゲームをコンソールとPCで同時リリースするのではなく、一定期間のコンソール独占後にPC版を発売する staggered approach(段階的アプローチ)を採用していました。しかし、『Helldivers 2』のようなライブサービスゲームではPC版も同日リリースし、記録的な成功を収めています。また、Bungie開発のライブサービス型Extraction Shooter『Marathon』も、PC、PS5、Xbox Series X/Sで同時にリリースされる予定です。
PS6発売の遅延とコンソール独占
アナリストの報告によると、AI関連のチップ不足により、PS6の発売が2028年または2029年まで遅れる可能性も示唆されています。このような状況下で、PS5を独占タイトルの本拠地として位置づけることは、コンソールの魅力を高め、販売を後押しする効果が期待されます。ソニーは近年、PC移植専門スタジオNixxes Softwareを買収するなど、PC展開を強化してきましたが、今回の報道は、シングルプレイヤーゲームにおいてはコンソール独占への回帰を強く意識していることを示唆しています。