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ホワイトハウスがイランへの軍事作戦を『Call of Duty: Modern Warfare 3』風動画でプロモーション、リアルとゲームの融合に波紋が広がる

2026年03月05日 | #ゲーム #ニュース | Polygon

ホワイトハウスがイランへの軍事作戦を『Call of Duty: Modern Warfare 3』風動画でプロモーション、リアルとゲームの融合に波紋が広がる

ホワイトハウスが公式Xアカウントで、イランへの軍事作戦を『Call of Duty: Modern Warfare 3』の映像と重ね合わせた動画を公開し、波紋を呼んでいます。この動画は、米国とイスラエルによるイランへの攻撃を、ゲームのキルストリークやスコア表示を模倣した演出で表現しており、現実の紛争をゲームのように描いている点が物議を醸しています。

リアルとゲームが融合した不穏なプロモーション

動画の冒頭には、『Call of Duty: Modern Warfare 3』でMGBストライクを発動するプレイヤーの映像が使われています。MGBストライクは、最新の『Modern Warfare』シリーズで解除が難しい強力なキルストリーク報酬であり、複数のミサイルを発射してマッチに勝利するという演出です。その後、動画は実際の航空機やミサイル発射のモンタージュ映像に切り替わり、イランの軍事施設や車両への爆撃映像が続きます。特に、スリランカ沖でイランのフリゲート艦アイリス・デナが沈没し、少なくとも87名の命が失われた場面も含まれていました。それぞれの攻撃シーンには、過去の『Call of Duty』シリーズを彷彿とさせる「+100」のスコア表示がポップアップで現れます。

過去の「Death from Above」を彷彿とさせる演出

この動画全体の演出は、2007年の初代『Call of Duty 4: Modern Warfare』に登場した悪名高いミッション「Death from Above」を強く連想させます。「Death from Above」では、プレイヤーはAC-130ガンシップを操作し、高高度からモノクロの粗い映像を通じて地上目標を攻撃します。この演出は、現実の戦闘をまるでゲームのように無感情に描写している点で非常に不気味であるとされています。ホワイトハウスの動画には、Childish Gambinoの「Bonfire」のインストゥルメンタル版がBGMとして使用されており、曲の冒頭には空襲警報のサイレンが鳴り響きます。ヒップホップビートに乗せて「我々はこの戦いに勝利している」「我々が主導権を握っている」というナレーションが流れ、プロパガンダ的な要素が強調されています。

トランプ政権時代からの継続的なゲーム要素の利用

今回の動画は、ホワイトハウスがソーシャルメディア投稿でビデオゲームのミームを使用する初めてのケースではありません。トランプ政権時代にも、トランプ大統領が『Halo』のマスターチーフに扮した画像が共有されたり、国土安全保障省がICE捜査官の募集活動で『Halo』や『ポケモン』の画像を流用したりと、物議を醸す形でゲームのイメージが利用されてきました。しかし、今回のホワイトハウスの動画は、実際の致命的な攻撃映像と『Call of Duty』の要素がシームレスに混ざり合っており、その勝利主義的なトーンが特に不気味で不安を煽るとされています。この件に関して、Polygonは『Call of Duty: Modern Warfare』のパブリッシャーであるActivisionと開発元のInfinity Wardにコメントを求めているとのことです。

項目 内容
公開アカウント ホワイトハウス公式Xアカウント
引用ゲーム 『Call of Duty: Modern Warfare 3』
使用BGM Childish Gambino「Bonfire」(インストゥルメンタル版)