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フロム・ソフトウェアが語る『キングスフィールド』開発秘話:『Demon's Souls』や『ELDEN RING』に繋がる原点の「無知ゆえの挑戦」とは?

2026年03月06日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+

フロム・ソフトウェアが語る『キングスフィールド』開発秘話:『Demon's Souls』や『ELDEN RING』に繋がる原点の「無知ゆえの挑戦」とは?

フロム・ソフトウェアが手掛けた、ダークファンタジーRPGの原点『キングスフィールド』の誕生秘話が明かされました。1994年にPlayStationで発売された本作は、『Demon's Souls』や『ELDEN RING』へと続くフロム・ソフトウェア作品の礎を築いたタイトルです。当時の開発者が語る「無知ゆえの挑戦」が、どのようにして今日のフロム・ソフトウェアを形作ったのか、その興味深い歴史を紐解きます。

『キングスフィールド』開発の舞台裏

『キングスフィールド』は、PlayStationの登場とほぼ同時期に発売されました。当時、フロム・ソフトウェアはゲーム開発の経験がほとんどなく、ビジネスアプリケーションを手掛けていた会社でした。しかし、初代『キングスフィールド』の開発者の一人である西田慎一郎氏(現在は『ELDEN RING』のシステムデザイナーも務める)は、デビュー作としてポリゴンRPGを選んだのは「初めてゲーム開発を手掛ける者が、無邪気に挑むような挑戦」「ある種の無知」だったと振り返っています。社長の「絶対にフルポリゴンで出す。フルポリゴンRPGを最初に発売する」という強い意向があったとのこと。開発当初は困難を極めたものの、それまでのソフトウェア開発で培ったプログラマーの高い技術力が、開発ツールの不足といった問題を乗り越える原動力となったようです。

フロム・ソフトウェアの転換点

フロム・ソフトウェアがゲーム開発に乗り出した背景には、ビジネスアプリケーションの受託開発が「厳しいビジネス」であったこと、そして「自分たちの作品を世に出したい」という強い思いがありました。当時は市場の縮小も懸念されており、PlayStationの登場を機にゲーム開発へと舵を切ったと西田氏は語っています。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)からの手厚いサポートもあり、同社はゲーム業界への参入を果たしました。その後、『Demon's Souls』や『Bloodborne』といった作品をソニーがパブリッシングするなど、両社の関係は長きにわたって続いています。『キングスフィールド』はカルト的な人気に留まりましたが、その開発で培われた経験こそが、今日のフロム・ソフトウェア作品の成功の鍵となっているのです。