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宮本茂氏が語る『スーパーマリオブラザーズ3』のカエルマリオ秘話、実用性よりも「楽しさ」にこだわった開発哲学を明かす

2026年03月06日 | #ゲーム | GamesRadar+

宮本茂氏が語る『スーパーマリオブラザーズ3』のカエルマリオ秘話、実用性よりも「楽しさ」にこだわった開発哲学を明かす

今回は、伝説的なゲームデザイナーである宮本茂氏が、1989年のインタビューで『スーパーマリオブラザーズ3』に登場する「カエルマリオ」をどうしても入れたかった理由について語った内容が明らかになりました。当時から「実用性がない」と評されながらも、宮本氏がその「楽しさ」にこだわった制作秘話は、現代のゲーム開発にも通じる哲学を示しています。

「実用性より楽しさ」がカエルマリオ誕生の鍵

宮本氏が「どうしてもゲームに入れたかった」と語るカエルマリオは、地上での操作性が悪く、「ほとんど役に立たない」とまで言われていました。しかし宮本氏は、そのぎこちない動きや見た目の面白さに着目し、実用性よりも「見ていて楽しい」「操作していて楽しい」という感覚を重視したとのことです。これは、ゲームを「クリアする」ことだけではなく、「キャラクターになりきって体験を楽しむ」という宮本氏のゲームデザイン哲学を色濃く反映していると言えるでしょう。

ゲームの「プレイ性」へのこだわり

インタビューでは、宮本氏と『MOTHER』シリーズの糸井重里氏が、当時のゲームが「遊び心」に欠けていると感じていたことについても語られています。宮本氏は、ゲームには「フィールド」と「パフォーマンス」というシステムがあると説明し、レベルの最後に敵が面白いアニメーションを見せるような「無駄」とも思える要素を大切にしていました。プログラマーや熱心なゲーマーが「誰も見ない」と反対しても、「立ち止まって見る人が必ずいる」と答え、自身も「踊らせてみようかな?」と試行錯誤する過程を楽しんでいたようです。

項目 内容
ゲームタイトル 『スーパーマリオブラザーズ3』
発売年 1988年(日本)
プラットフォーム ファミリーコンピュータ