任天堂、トランプ元大統領の不法関税を巡り米国政府を提訴! 『Nintendo Switch 2』予約延期などゲーム業界への多大な影響で「関税返還と利息」を要求
2026年03月07日 | #ゲーム #発売 | Polygon
任天堂は、アメリカ合衆国政府および複数の政府関係者に対し、ドナルド・トランプ元大統領が不法に徴収した関税を巡り訴訟を提起しました。この訴訟は、過去1年間に支払われた関税の「迅速な返還と利息」を求めるもので、ゲーム業界全体に影響を与える可能性のある重要な動きとして注目されています。
訴訟の具体的な内容と対象者
今回の訴訟は、米国国際貿易裁判所に提出されており、財務長官のスコット・ベッセント氏、国土安全保障省長官(当時)のクリスティ・ノーム氏、米国通商代表部のジェイミソン・グリア氏、米国税関・国境警備局長のロドニー・スコット氏、商務長官のハワード・ラトニック氏が被告として指名されています。任天堂は、これらの政府関係者による行動が不法であると主張しています。
訴訟の根拠と背景
任天堂の訴訟は、トランプ元大統領が1977年の国際緊急経済権限法(IEEPA)を発動して発令した大統領令に基づく関税の不法な賦課に焦点を当てています。最高裁判所がIEEPAに基づく関税を無効とする判決を下したことを受け、任天堂は「IEEPA関税の対象となった商品の記録上の輸入者であるため、訴訟を提起する資格がある」と主張しています。任天堂は、2025年2月1日以降、トランプ元大統領が発令した大統領令により、カナダ、メキシコ、中国、ブラジル、インドなど、広範囲な国からの輸入品に関税が課せられたと指摘しています。さらに、裁判所がIEEPA関税の違法性を認めた後も、被告らがこれらの関税を執行し、徴収し続けたとしています。任天堂は、被告らの不法な行為により「直接的な損害を受けている」と訴えています。
任天堂の要求事項
任天堂は裁判所に対し、IEEPA関税をもたらした被告らの行為が不法かつ無効であると宣言すること、そしてIEEPA関税の下で徴収されたすべての関税を利息付きで返還すること、またはそれに相当する金額を任天堂に支払うことを求めています。さらに、訴訟に関連する費用および合理的な弁護士費用、そして「公正かつ適切であると判断されるさらなる救済」も要求しています。
ゲーム業界への影響
トランプ元大統領の関税賦課以来、ゲーム機メーカー、玩具メーカー、テーブルゲームメーカーは、輸入品に依存する製品の価格を引き上げてきました。昨年、任天堂は、トランプ元大統領の関税の混乱と混沌とした実施の結果として、『Nintendo Switch 2』の予約受付を延期しています。また、AI業界の支出による新たな供給制約のため、任天堂だけでなく、ソニーやマイクロソフトといった企業も、部品価格の高騰に直面しているとのことです。