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PlayStationのPC版ゲーム、遅延リリース戦略がアダとなりプレイヤーシェアが低迷中と調査会社が発表。『Horizon Forbidden West』や『God of War Ragnarök』はPCでのプレイヤー数が減少傾向に

2026年03月07日 | #ゲーム #発売 | VGC

PlayStationのPC版ゲーム、遅延リリース戦略がアダとなりプレイヤーシェアが低迷中と調査会社が発表。『Horizon Forbidden West』や『God of War Ragnarök』はPCでのプレイヤー数が減少傾向に

PlayStationのPC向けゲーム販売戦略について、調査会社Newzooが最新の分析結果を発表しました。これによると、PS5版のリリースから数ヶ月、あるいは数年遅れてPC版が発売されるという戦略が、PC版のプレイヤー数を減少させているとのことです。特に、同時発売されるAAAタイトルと比較すると、PC版のプレイヤーシェアが著しく低い傾向にあると指摘されています。

遅延リリースがPC版のプレイヤー数を押し下げる

Newzooの市場情報ディレクターであるManu Rosier氏によると、PS5版の発売後にPCへ移植されたPlayStationタイトルは、発売から3ヶ月間の総プレイヤー数に占めるPC版の割合が平均して約13%に留まっているとされています。これに対し、PCとコンソールで同時に発売された同等のAAAタイトルでは、PC版がプレイヤー全体の約44%を占めているとのことです。この傾向は、PlayStationのファーストパーティタイトルだけでなく、サードパーティのPlayStation独占タイトルでもほぼ同様に見られ、フランチャイズの需要というよりも、リリース時期のずれが主な要因であることが示唆されています。

最近のPC移植作はプレイヤーシェアが減少傾向

個々のタイトルを見てみると、初期のPlayStation PC移植作品は比較的高いPCプレイヤーシェアを獲得していました。『Horizon Zero Dawn』は22%(生涯プレイヤー数約400万人)、『God of War (2018)』は14%(約350万人)、『Marvel’s Spider-Man』は14%(約380万人)という実績を残しています。しかし、より最近の移植作ではPCシェアが減少傾向にあり、『Ratchet & Clank: Rift Apart』は8%、『Horizon Forbidden West』は7%、『God of War Ragnarök』は6%、『Marvel’s Spider-Man 2』は5%となっています。唯一の例外として、『Ghost of Tsushima』は11%(約210万人)を記録しており、これはフランチャイズ初のPCリリースであったことが要因として考えられています。Rosier氏は、PC版のリリースがコンソール版の数年後となると、ライフサイクルの初期段階で既に多くの需要がプライマリプラットフォームで獲得されてしまうことが、PC版のエンゲージメントに大きな影響を与えていると分析しています。