『Halo』マスターチーフの声優、ホワイトハウスのプロパガンダ動画からの自身の声の削除を要求。複数の著名人も動画に抗議
2026年03月09日 | #ゲーム #ニュース | VGC
人気ゲーム『Halo』シリーズの主人公、マスターチーフの声優を務めるスティーブ・ダウンズ氏が、ホワイトハウスの公式Xアカウントが投稿した動画から自身の声の削除を要求しました。この動画は、イランへの空爆を正当化するプロパガンダ動画とされており、複数の映画やゲームのクリップが使用されています。
ホワイトハウスのプロパガンダ動画に怒りの声
問題の動画は、ホワイトハウスの公式Xアカウントから「justice the American way(アメリカ流の正義)」というメッセージと共に投稿されました。内容はイランへの空爆映像と、『Halo』、『デッドプール』、『スター・ウォーズ』、『遊☆戯☆王』、『トロピック・サンダー』、『ブレイブハート』、『グラディエーター』、『トップガン』、『ジョン・ウィック』、『スーパーマン』、『ブレイキング・バッド』といった作品のクリップを組み合わせたモンタージュで構成されています。特に、『モータルコンバット』映画版のテーマ曲がBGMとして使用されており、動画にはマスターチーフが「I’m finishing this fight(この戦いを終わらせる)」と発言する場面も含まれています。
関係者からの抗議と声の削除要求
スティーブ・ダウンズ氏は自身のXアカウントで、この動画に一切関与しておらず、自分の声が使用されたことについても全く知らされていなかったと明言しています。「この動画の製作者に対し、この吐き気を催すような低俗な戦争ポルノから私の声を即刻削除するよう要求します」と強い言葉で非難しました。ダウンズ氏だけでなく、『トロピック・サンダー』の監督であるベン・スティラー氏も「ホワイトハウス、どうか『トロピック・サンダー』のクリップを削除してください。私たちは許可を与えていませんし、あなたのプロパガンダの一部になることに興味はありません。戦争は映画ではありません」と投稿。さらに、『遊☆戯☆王』の主人公、武藤遊戯の声優であるダン・グリーン氏も、「遊☆戯☆王の作者である高橋和希先生は、他者を傷つけることを信じていませんでした。高橋先生は他人を救おうとして亡くなったのです。遊☆戯☆王は普遍的であり、政治的ではありません。他の方法で提示することは、彼の作品に対する無礼です」と、動画への批判を表明しています。