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『零 ~紅い蝶~ リメイク』レビュー:恐怖と魅力が交錯する中、戦闘システムと過剰なジャンプスケアがプレイヤーを悩ませる体験に

2026年03月10日 | #ゲーム #レビュー | Game Informer

『零 ~紅い蝶~ リメイク』レビュー:恐怖と魅力が交錯する中、戦闘システムと過剰なジャンプスケアがプレイヤーを悩ませる体験に

『零 ~紅い蝶~ リメイク』のレビューが公開され、その評価は賛否両論を呼んでいます。特に「史上最も恐ろしいゲーム」という呼び声も高い2003年のPS2版をリメイクした本作は、常にプレイヤーを悩ませるような恐怖体験を提供している一方、戦闘システムにおけるフラストレーションが指摘されています。本記事では、その詳細について掘り下げていきます。

恐怖とフラストレーションの狭間

本作は、双子の少女、澪と繭が呪われた皆神村を探索するという、オリジナル版と同じストーリーを辿ります。物語は意図的に曖昧で、時に混乱を招きますが、村の恐ろしさや歴史、そして迫りくる殺人儀式に立ち向かう少女たちの姿は非常に魅力的です。静かな雰囲気と姉妹の関係性は巧みに描かれている一方で、ゲームの主要なアクションである幽霊との戦闘は、プレイヤーにフラストレーションを与え、せっかくの雰囲気を台無しにしてしまう場面も多々あるとのこと。

カメラを使った戦闘の課題

幽霊を倒すためにカメラを使うという基本的なアイデアは、2001年の初代『零』から強力なコンセプトとして存在しています。幽霊が迫りくる中、ぎりぎりまでシャッターチャンスを待つのはスリリングで恐ろしい体験です。しかし、幽霊との遭遇はどの戦闘も時間がかかりすぎるとの声が多く、特にゲーム序盤は、怒り狂った幽霊を撮影し続ける時間が長ければ長いほど、恐怖感が薄れていくという指摘が見受けられます。複数の幽霊が登場すると、恐怖よりも煩わしさが増し、狭い部屋で幽霊の攻撃をかわしながら撮影のタイミングを計るのは、すぐにうんざりする体験へと変わってしまうとのこと。さらに、幽霊が「激昂」して体力を回復し、写真からのダメージを受けにくくなる現象も頻繁に発生し、これによって戦闘はさらに長引き、プレイヤーは恐怖よりも苛立ちを感じてしまうようです。

過剰なジャンプスケアとロード時間の問題

ジャンプスケア(突然現れる恐怖演出)も過剰で頻繁すぎるとの意見があります。本作はプレイヤーを動揺させるためにジャンプスケアに大きく依存していますが、アイテムを取る、ドアを開ける、カメラのレンズ越しに敵を見るといった様々な状況でジャンプスケアが発生。特に、幽霊が突然目の前に現れて叫ぶという回避不能な攻撃は、恐怖よりも怒りを感じさせるとのこと。これらのジャンプスケアは確かに効果的でプレイヤーを驚かせますが、すぐに安っぽく、作為的に感じられてしまうという評価も。また、ゲームの全体的な安定性は「おざなり」であり、ロード時間は長いものの、頻度は少ないとされています。しかし、皆神村の雰囲気やキャラクターの繊細な演技は高く評価されており、写真撮影やジャンプスケアの合間の静かな時間は、憂鬱で幻想的な魅力を放っているとのことです。

項目 内容
プラットフォーム PlayStation 5, Xbox Series X/S, Switch 2, PC