『Mega Man: Dual Override』でメガマン声優が降板へ! カプコンの労働組合契約拒否とAI利用巡る問題でSAG-AFTRAが就労禁止命令を発令
2026年03月11日 | #ゲーム #ニュース | IGN
人気ゲーム『Mega Man: Dual Override』の主要声優であるベン・ディスキン氏が、カプコンとの契約を巡る問題で自身の役を降板することを発表しました。カプコンが労働組合契約の保護なしでの出演を求めたため、ディスキン氏は声優の続投を断念せざるを得なかったとのことです。これを受け、アメリカの俳優労働組合SAG-AFTRAは、同ゲームに対して「Do Not Work Order(就労禁止命令)」を発令しました。この命令は、SAG-AFTRAの組合員が『Mega Man: Dual Override』の制作に携わることを禁じるもので、違反者には組合からの懲戒処分が科される可能性があります。
メガマン声優交代の背景とAI技術への懸念
ベン・ディスキン氏は、自身が『Mega Man: Dual Override』への復帰を打診された際、労働組合契約の保護なしで働くことを求められたと明かしています。カプコン側からはAI(人工知能)による音声利用に関して「書面でAI開発に声が使われないという完全なAI保護が約束されている」と説明があったものの、同時に「プロジェクトは組合契約を結ばない」とも伝えられたとのことです。ディスキン氏は、組合契約なしではAI利用に関する契約の強制力が弱く、もし将来的にAIが利用された場合に個人でカプコンのような大企業を訴訟する精神的、感情的、金銭的な余裕がないと判断し、降板を決意したとしています。
SAG-AFTRAの「就労禁止命令」と業界の動向
SAG-AFTRAは、カプコンが組合員を雇用するために必要な「署名プロセス」を開始しなかったとして、「就労禁止命令」を発令しました。この命令は、ビデオゲーム業界全体で約1年にわたるストライキを経て、AI利用に関する保護条項を含むインタラクティブメディア契約が締結されたばかりの状況で出されました。昨年夏にSAG-AFTRAと大手ゲーム会社の間でAI条項に関する合意に至らず、ストライキが実施された経緯があります。ディスキン氏は、AI乱用に対する権利を確保するためにほぼ1年間ストライキに参加したにもかかわらず、その保護なしで働くことは筋が通らないと考えているとのこと。カプコンがSAG-AFTRAとの話し合いに応じなかったことについても遺憾の意を表明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な関係者 | ベン・ディスキン、カプコン、SAG-AFTRA |
| 問題の焦点 | 労働組合契約、AI利用に関する保護 |
| ゲームタイトル | 『Mega Man: Dual Override』 |