任天堂の新作『Donkey Kong Bananza』は「美しいものを破壊する」をコンセプトに開発、ボクセル技術で緻密な破壊表現を実現しプレイヤーに新たな満足感を追求
2026年03月12日 | #ゲーム #アプデ #発売 | GamesRadar+
任天堂が開発を進めている新作ゲーム『Donkey Kong Bananza』について、Game Developers Conference(GDC)にて、破壊の楽しさを追求した開発秘話が明かされました。本作では、単なるブロックの破壊ではなく、「美しいものを破壊する」というコンセプトのもと、プレイヤーに大きな満足感を与えるための工夫が凝らされているとのことです。開発チームは、レベルの破壊機能を初期段階で実装したものの、当初は破壊の満足感が不足していると感じていたと語られています。
美しいものを破壊する喜び
『Donkey Kong Bananza』の開発では、ただブロックを壊すだけでは面白くないという課題に直面していました。プログラマーの栗原達也氏は、破壊の満足感を高めるために、「破壊できないように見えるもの、美しいものを破壊する方が面白い」という結論に至ったと説明しています。この考えに基づき、開発チームは「破壊の追求」をゲームの核として据え、プレイヤーが視覚的に魅力的なオブジェクトを破壊する際に得られるカタルシスを最大化することを目指したそうです。
ボクセル技術で実現する緻密な破壊表現
本作のレベルは、ボクセルと呼ばれる3次元のピクセルで構成されています。栗原氏によると、ボクセルはデータを含む3次元グリッド状の箱と考えることができ、ゲーム内でこのデータを動的に変更することで、よりきめ細やかなボクセルレベルのインタラクションを生み出しています。プロデューサーの元倉健太氏は、「すべてをボクセルで表現する」というコンセプトが開発を推進したと述べています。各ボクセルには密度、素材の特性、ダメージ、濡れ具合などの情報が含まれており、これらのボクセルデータからポリゴンメッシュが動的に生成されます。60フレーム/秒の動作を維持するためにポリゴン数は制限されているものの、例えば「キャニオン」のレイヤーには約3億4000万個ものボクセルデータが存在するとのことです。