『ARC RAIDERS』の敵AIは機械学習でプレイヤーを執拗に追い詰める存在に進化! 複数の「脳」が「報酬」を求め自律的な行動を実現
2026年03月12日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
Embark Studiosが開発を進める新作TPS『ARC RAIDERS』に登場する敵「アーク」のAIには、機械学習が応用されていることがGDCの講演で明かされました。開発を率いるマーティン・シン=ブロム氏によると、アークのAIは複数のニューラルネットワーク「脳」を持ち、プレイヤーを執拗に追いかけるよう「報酬」を与えられながらリアルタイムで学習しているとのことです。この革新的なAIシステムによって、アークは予測不能な状況でも自律的に行動し、プレイヤーを追い詰める存在としてゲーム体験を豊かにしています。
「報酬」で賢くなる敵AIの仕組み
『ARC RAIDERS』に登場するアーク、特に多脚型のアーク「バスティオン」や「リーパー」は、機械学習によって人間が作ったアニメーションを模倣するように訓練されています。具体的には、ターゲットに向かって移動する、倒れないようにバランスを取る、ターゲットに姿勢を合わせるといった行動に対し「報酬ポイント」が付与されます。反対に、エネルギーを使いすぎたり、不自然な体の角度になったりするとポイントが減点される仕組みです。これにより、アークは効率的かつ自然な動きを学習し、従来のゲームAIでは実現が難しかった、非常にダイナミックで説得力のある行動パターンを獲得しているとのこと。開発初期のアークはぎこちない動きだったそうですが、機械学習によって「自分で歩けるようになった」と語る開発者たちの言葉は、その進化を物語っています。
複数AIによる複雑な行動パターン
アークのAIは、単一のシステムではなく、それぞれ異なるタスクに特化した複数の「脳」によって制御されています。例えば、「パトロールウォーク脳」はマップを巡回する役割を担い、「追跡脳」はプレイヤーを追いかけることに特化しています。これらの脳は状況に応じて制御を切り替えることで、アークはより複雑で状況に応じた行動を取れるようになります。瓦礫を乗り越えたり、手足が失われた状態でもプレイヤーを追跡し続けたりと、予測不能な環境でも高い適応能力を発揮するようです。このシステムを構築するまでには数年を要したものの、一度完成すれば、様々なアークに比較的迅速に応用できるとのこと。今後、さらなる技術の改善により、アークの知能はさらに向上する可能性を秘めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | TPS |
| 開発元 | Embark Studios |
| プラットフォーム | PC, PS5, Xbox Series X |