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元『オーバーウォッチ』ディレクターのジェフ・カプラン氏がブリザード退社理由を激白! 過剰な収益目標と『オーバーウォッチ』リーグの重圧が引き金に

2026年03月12日 | #ゲーム | VGC

元『オーバーウォッチ』ディレクターのジェフ・カプラン氏がブリザード退社理由を激白! 過剰な収益目標と『オーバーウォッチ』リーグの重圧が引き金に

元『オーバーウォッチ』ディレクターのジェフ・カプラン氏が、約5年前にブリザードを退社した理由について詳しく語っています。カプラン氏は、開発中の『オーバーウォッチ 2』を離れ、2021年4月に19年間勤めたブリザードを退社しました。その中で、ブリザードのCFOから突きつけられたある「最後通牒」が、彼を退職へと追い込んだ決定的な瞬間だったと明かしています。

『オーバーウォッチ』リーグの過度なマーケティングが開発を圧迫

カプラン氏によると、『オーバーウォッチ』リーグの導入は、当初は良いアイデアだったものの、過度なマーケティングによって非常に複雑化し、結果として『オーバーウォッチ 2』の開発に悪影響を与えたとのことです。リーグは地域に根ざしたチーム制で、選手の最低賃金や保護を保証するなど、eスポーツの未来を築くための良い側面も多く含んでいたと振り返ります。しかし、リーグに対する過剰な期待から、NFLを超える人気を誇るといった売込みがされ、多額の投資を引きつけました。これにより、ゲーム内でのTwitch連携、カメラコントロール、各チームのユニフォームスキン実装など、開発チームが予期せぬ膨大なコミットメントを負うことになったとしています。この結果、当初の計画が大幅に変更され、『オーバーウォッチ 2』の開発に集中できなくなったと語っています。

CFOからの「最後通牒」が退職の引き金に

カプラン氏がブリザードでのキャリアで最終的に「壊れた」と感じたのは、CFOからの「最後通牒」だったと明かしています。2020年には『オーバーウォッチ』で特定の収益目標を達成し、その後も継続的な収益を上げるよう求められました。その際、「もし達成できなければ、1,000人を解雇し、その責任は君にある」と告げられたと述べています。カプラン氏はこれをキャリアの中で「最もひどい仕打ち」と感じ、ブリザードで引退するつもりだったが、この瞬間が退職を決意させたとしています。このような高圧的な要求と、収益目標達成のために開発チームに過度な負担が強いられる状況に耐えられなかったようです。結果として『オーバーウォッチ 2』は当初計画されていた形とは異なるものになったと締めくくっています。