元『オーバーウォッチ』チームの責任者、ジェフ・カプラン氏がブリザード退社の真相を激白!『オーバーウォッチリーグ』とアクティビジョンからの収益プレッシャーが引き金に
元『オーバーウォッチ』チームの元責任者ジェフ・カプラン氏が、約20年間在籍したブリザードを退社した理由を遂に明かしました。その原因は、アクティビジョン・ブリザードがゲームに課した極度の財政的プレッシャーにあったとのことです。カプラン氏は、2021年8月にブリザードからの退社を発表しており、当時物議を醸していた『オーバーウォッチ2』はまだ開発中でした。彼は2002年にブリザードに入社し、『ワールド・オブ・ウォークラフト』のデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、その後のMMORPGのクエスト開発に携わっています。
『オーバーウォッチリーグ』が引き起こしたプレッシャー
カプラン氏は、ブリザード退社の大きな要因として『オーバーウォッチリーグ』を挙げています。これは、伝統的なスポーツリーグを模倣した都市ベースのチームを中心としたeスポーツシリーズです。カプラン氏は『オーバーウォッチリーグ』の可能性を信じ、その立ち上げにも尽力しましたが、パートナー企業への過剰な売り込みが問題でした。その結果、チームスキン、eスポーツ観戦カメラ制御、Twitchとの連携といったリーグへのゲーム内サポートだけでなく、より多くの収益を生み出すためのプレッシャーが『オーバーウォッチ』チームにかけられるようになったとのことです。カプラン氏は、リーグがNFLよりも人気になると誇大に宣伝され、多くの億万長者の投資家がチームに資金を投じる事態になったと語っています。
開発リソースの逼迫と究極の通告
『オーバーウォッチリーグ』へのコミットメントは、カプラン氏が『オーバーウォッチ』で本当にやりたかったこと、つまり新しいイベントやヒーローでゲーム自体を構築することからリソースを奪いました。彼の計画はすべて白紙に戻され、『オーバーウォッチ2』にさえ集中できず、かろうじて現状維持をしている状態だったそうです。ブリザードの最高財務責任者(CFO)から呼び出された際に受けた通告が、彼にとってキャリア最大の「F*** You」な瞬間だったと明かしています。CFOは「『オーバーウォッチ』は2020年に特定の金額を稼ぎ、それ以降も毎年同じくらいの収益を上げなければならない。もしそれが達成できなければ、1,000人を解雇し、その責任は君にある」と告げたとのこと。この出来事が彼を最終的にブリザードを去る決断をさせました。カプラン氏はブリザードで引退するつもりだったと語っていますが、そのミーティングが決定打となり、1年後に会社を離れました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 元所属 | ブリザード |
| 元役職 | 『オーバーウォッチ』チーム責任者 |
| 退社時期 | 2021年8月 |