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元『オーバーウォッチ』ディレクターが『オーバーウォッチ2』開発の苦悩を告白「最大の過ちの一つ」だったと振り返る、PvPを好まない開発者と経営陣からのプレッシャーが原因か

2026年03月13日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+

元『オーバーウォッチ』ディレクターが『オーバーウォッチ2』開発の苦悩を告白「最大の過ちの一つ」だったと振り返る、PvPを好まない開発者と経営陣からのプレッシャーが原因か

元『オーバーウォッチ』のディレクターを務めたジェフ・カプラン氏が、自身のキャリアにおいて『オーバーウォッチ2』の開発を「最大の過ちの一つ」だったと振り返りました。PvE要素の多くが開発中止になったり、タイトなリリーススケジュールに起因するチーム内の軋轢があったりと、その開発はかなり難航したとのことです。

PvPを好まない開発チームと経営陣からの圧力

カプラン氏が語る「2つの失敗点」は、まず開発チーム内にPvPや競技性の高いシューターを好まないメンバーがいたことだそうです。彼らは『オーバーウォッチ』の世界観やヒーローたちを愛しており、PvE設定で協力プレイやキャンペーンに重点を置いた体験を強く望んでいたとのこと。しかし、前作がPvPで大成功を収めていたにもかかわらず、チーム内の方向性が二分されていたわけです。2つ目の失敗点は、ブリザード、そしてアクティビジョン経営陣からのリリース時期に関する強いプレッシャーだったと語っています。

経営陣を刺激した「スライド資料」

カプラン氏は、2019年頃のリリースを示唆するスライド資料を経営陣に提示したことを後悔しているそうです。彼はこれをビジョンを伝えるための仮説的なタイムラインとして提示しましたが、経営陣はこれを確定的な計画と受け取っていたとのこと。2015年には、カプラン氏、元クリエイティブディレクターのクリス・メッツェン氏、元リードライターのマイケル・チュー氏が、『オーバーウォッチ』の多角的な展開を見据えて、初期の段階から『オーバーウォッチ2』のアイデアを練っていたものの、結局は計画通りには進まず、PvP中心のゲームとして2023年にリリースされ、その後「オーバーウォッチ」へと名称変更されるに至りました。カプラン氏は2021年にブリザードを退社しています。