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『World of Warcraft』開発者がかつて手掛けた「最悪」と酷評されたクエスト「ストランゴルンの青い丘」について謝罪、デザイナーとしての傲慢さを反省するも特別な思い入れを語る

2026年03月13日 | #ゲーム #アプデ | GamesRadar+

『World of Warcraft』開発者がかつて手掛けた「最悪」と酷評されたクエスト「ストランゴルンの青い丘」について謝罪、デザイナーとしての傲慢さを反省するも特別な思い入れを語る

かつて『World of Warcraft』の開発チームに在籍し、現在では『オーバーウォッチ』のキーパーソンとして知られるジェフ・カプラン氏が、過去に手掛けたクエスト「ストランゴルンの青い丘」について謝罪しました。このクエストは、当時のプレイヤーから「史上最悪」と酷評されたものですが、カプラン氏にとっては特別な思い入れがあるとのこと。彼自身が執筆したストーリーであると同時に、若き日のクエストデザイナーとしての教訓を与えてくれたと語っています。

問題のクエスト「ストランゴルンの青い丘」とは

「ストランゴルンの青い丘」は、行方不明になった著者ヘメット・ネシンワリーの原稿ページを、ストランゴルンの谷のモンスターからドロップアイテムとして集めるという内容でした。しかし、このクエストには大きな問題があったとカプラン氏は説明しています。当時のプレイヤーはバッグの空き容量が非常に限られていたため、クエストの進行に必要なページが次々にインベントリを埋め尽くしてしまったのです。さらに、同じページばかりが複数ドロップすることもあり、プレイヤーは不要なページでバッグがいっぱいになることに苛立ちを募らせていました。

デザイナーとしての誤算と教訓

カプラン氏は、このクエストを通じてプレイヤー同士がチャットで情報を交換し、協力し合うことを期待していました。例えば、「ページ6を探している人はいませんか?」「ページ3を持っている人はいませんか?」といった会話が飛び交うことを想像していたそうです。しかし、実際には誰もクエストをクリアしようとせず、ひたすらイライラするか、オークションハウスで必要なページを探すだけになってしまったとのこと。伝説的なゲームデザイナーであるシド・マイヤー氏の「プレイヤーにとっての楽しさ」「デザイナーにとっての楽しさ」「コンピューターにとっての楽しさ」という3つの楽しさの概念を引き合いに出し、このクエストは残念ながら「デザイナーにとっての楽しさ」に偏っていたとカプラン氏は反省しています。「自分が賢いと思い込んでいた新人ゲームデザイナーの典型的な傲慢さだった」と、当時の自分を「間抜けだった」とまで表現しています。

項目 内容
開発担当者 ジェフ・カプラン
関連ゲーム 『World of Warcraft』、『オーバーウォッチ』