『オーバーウォッチ』元ゲームディレクターのジェフ・カプラン氏がBlizzard退社理由を語る!「オーバーウォッチリーグ」の過剰な期待とCFOからの衝撃発言が引き金に
『オーバーウォッチ』の元ゲームディレクターであるジェフ・カプラン氏が、Blizzard Entertainmentを退社した理由について語りました。カプラン氏は、19年間勤めたBlizzardを2021年に去っていましたが、退社後も新たなゲーム開発に携わっているとのこと。今回は、彼がBlizzardを去る決断に至った背景や、『オーバーウォッチ』開発の裏側について、赤裸々に明かされています。
『オーバーウォッチ』開発を狂わせた「オーバーウォッチリーグ」
カプラン氏によると、彼がBlizzardを退社する最大の要因となったのは、2017年に設立されたeスポーツリーグ「オーバーウォッチリーグ」だったとのこと。Blizzardの親会社であるActivision Blizzardが「オーバーウォッチリーグがNFLよりも人気になる」と過大に売り込んだ結果、チームを購入した億万長者の投資家たちから、開発チームでは対応しきれないような新機能の要求が殺到したそうです。Twitch連携、放送用のカメラコントロール、OWLチームのユニフォーム作成など、これらの要求が開発チームに大きな負担をかけ、「新しいワールドイベントに取り組むことも、『オーバーウォッチ2』に注力することもできず、ただ現状維持に追われるだけだった」と語っています。カプラン氏は、オーバーウォッチリーグを「間違った本能による素晴らしいアイデア」であり、「すぐに大金を稼ぐことに焦点を当てすぎた」と評しています。
CFOからの「千人リストラ」発言が決定打に
オーバーウォッチリーグの失敗は決定打ではなかったものの、最終的にカプラン氏が退社を決意したのは、Activision BlizzardのCFOからの衝撃的な発言だったといいます。2020年、CFOから「『オーバーウォッチ』は(伏せられた金額)を稼がなければならない。それができないなら、1,000人をリストラする。その責任は君にある」と告げられたことが、彼にとって「キャリアで最大のふざけた瞬間だった」と述べています。カプラン氏はBlizzardで引退するつもりだったほど会社を愛していましたが、この発言がきっかけで「もう終わりだ」と退社を決意したとのこと。幸いにも、このCFOはカプラン氏の退社後、Blizzardを去っているそうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 退社時期 | 2021年 |
| 在籍期間 | 19年 |