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『Arc Raiders』開発秘話:バトルロイヤル、ソウルライク、シャドウ・オブ・ザ・コロッスス…開発チームが3年間「毎日戦った」ゲームの方向性とは? 発売から3ヶ月で1,400万本超えの裏側にあった混沌と決断

2026年03月13日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+

『Arc Raiders』開発秘話:バトルロイヤル、ソウルライク、シャドウ・オブ・ザ・コロッスス…開発チームが3年間「毎日戦った」ゲームの方向性とは? 発売から3ヶ月で1,400万本超えの裏側にあった混沌と決断

Embark Studiosが開発中の話題作『Arc Raiders』の開発現場では、ゲームの方向性を巡って3年もの間、激しい議論が繰り広げられていたことが明らかになりました。開発開始から1年が経過した2020年時点でも、制作陣の間で「バトルロイヤル」「協力型ソウルライク」「ヒーロールーターシューター」「協力型シャドウ・オブ・ザ・コロッサス」といった全く異なる認識が混在していたとのことです。

開発現場の混沌と試行錯誤

制作ディレクターのCaio Braga氏によると、開発チーム内の約120名がそれぞれのビジョンを主張し、毎日のように異なるバージョンのゲームがプレイテストされていたそうです。例えば、武器チームが「武器の爽快感」を追求すれば、次のプレイテストではAIチームが「敵の難易度」を調整し、まるで別ゲームのような体験になっていたとのこと。また、没入感を重視するコンテンツチームと、UIによる情報提供を重視するUXチームの間でも意見の衝突が絶えなかったと語られています。画面中央に敵の名前やダメージ値、XPが表示されるUIデザインが没入感を損なうと問題視された例も挙げられています。

困難を乗り越え、大成功を収めた『Arc Raiders』

このような状況が続き、ゲームはなかなか完成形に近づきませんでした。内部では「このゲームは本当に面白いのか?」という疑問が呈され、外部のプレイテストでは「時々面白い」という辛辣なフィードバックが寄せられたそうです。通常であれば開発中止も視野に入るほどの状況でしたが、Embark Studiosはゲームの土台に確かな手応えを感じており、パブリッシャーであるNexonを説得し、大規模な「リセット」を決断しました。開発チームは120名から25名にまで縮小され、自分たちが作りたいゲームではなく、「持っている良い土台」に焦点を当てた結果、現在の「抽出シューター」としての形が見えてきたとのことです。この決断は功を奏し、Nexonの発表によると、『Arc Raiders』は発売から3ヶ月で1,400万本以上の販売数を記録し、期待を大きく上回る大成功を収めています。

項目 内容
販売数(発売3ヶ月) 1,400万本以上