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『NieR:Automata』のヨコオタロウ氏が自身の世代のゲームディレクターを「変人が多い」と語る、その背景とクリエイティブな意思決定の真髄とは

2026年03月13日 | #ゲーム | GamesRadar+

『NieR:Automata』のヨコオタロウ氏が自身の世代のゲームディレクターを「変人が多い」と語る、その背景とクリエイティブな意思決定の真髄とは

『NieR:Automata』のディレクターとして知られるヨコオタロウ氏が、自身の世代のゲームディレクターについて「変人が多い」と語り、その理由を「ゲームが今ほどメインストリームではなかった時代に業界に入ったから」と分析しました。この発言は、『NieR:Automata』のシニアゲームデザイナーである田浦貴久氏と、新作アニメアクションゲームを開発するインディーデベロッパーとの対談の中で飛び出したものです。

才能と個性の衝突が生む名作の秘密

ヨコオ氏はこの対談で、ゲームディレクターにとって「好かれること」の重要性について質問され、田浦氏が「ヨコオさんの世代のディレクターは、『好かれる必要がある』なんてこれっぽっちも考えてないでしょう」と冗談交じりにコメントしたところ、ヨコオ氏もこれに同意する形で自身の見解を述べています。ヨコオ氏は、自身の世代のディレクターは「自己中心的な人ばかり」であり、「今ほどゲームが主流ではなかった時代に業界に入った変わり者たちだから、変人が多い。私も含めて」と語っています。しかし、もちろん「嫌われるよりは好かれる方が良い」とも付け加えています。

クリエイティブな決断とチームワークのバランス

さらにヨコオ氏は、ゲーム開発におけるパラドックスとして「それができない人こそ、ディレクターに向いていることが多い」と指摘しています。非常に乱暴な言い方をすれば、「ゲームとスタッフのどちらかを選ばなければならないとしたら、ゲームを選ぶタイプの人の方がディレクターに向いている」とのことです。これは、スタッフの健康や福利厚生を犠牲にするという意味ではなく、ゲームの方向性についてチーム内に異なる意見があっても、最終的な決断を下す際に揺るがない姿勢の重要性について語っているようです。もちろん、「コミュニケーション不足が許されるわけではない」とも補足しています。ヨコオ氏は、「だからこそ、人間関係が友好的でなくなることもある」と述べつつも、若い開発者に向けては「楽しく協力してゲームを作る方が良い」とアドバイスしています。