『Doom: The Dark Ages』のDenuvo DRMが早くもクラック、2025年リリース作で初となるDRM回避が明らかに。ゲームパフォーマンスへの影響が改めて議論に
2026年03月16日 | #ゲーム | Eurogamer
Xboxから発売された人気シューターシリーズの最新作『Doom: The Dark Ages』に搭載されていたDenuvo DRMが、発売から数ヶ月で早くもクラックされたことが明らかになりました。これは2025年にリリースされたゲームの中で、初めて違法にDRMが回避されたケースとして注目されています。DRM(デジタル著作権管理)は、ゲームの不正コピーを防ぐために導入されていますが、特にDenuvoはその有効性と引き換えに、PC版のゲームパフォーマンスを低下させるという批判が絶えません。このため、合法的にゲームを購入したユーザーからも、Denuvoが解除されたクラック版の方が快適にプレイできるという声が聞かれるほどで、パブリッシャーは著作権保護とユーザーエクスペリエンスの間で難しい選択を迫られているのが現状です。
Denuvoクラックの背景と影響
Denuvoは、近年リリースされたゲームの不正コピー対策として非常に効果を発揮しており、海賊版が出回るまでの期間を大幅に引き延ばすことに成功しています。しかし、その一方で、ゲームの起動や動作に負荷をかけ、CPUパフォーマンスの低下を招くことが指摘されてきました。PCゲーマーの中には、Denuvoが搭載されているゲームの購入を避ける層も存在し、正規購入者であっても、Denuvoが解除されたクラック版の方がパフォーマンスが良いと感じるケースが少なくありません。今回の『Doom: The Dark Ages』のクラックも、ゲーム自体は好評を博していたものの、Denuvoの採用が批判の対象となっていた背景があります。
DRMを取り巻く業界の動向
今回のクラックは、DRM、特にDenuvoに対するゲーマーの不満を改めて浮き彫りにしました。Redditの投稿には「次なるクラックは驚きをもたらすだろう」との示唆があり、今後さらに新しいゲームのDenuvoが突破される可能性も示唆されています。近年、一部のパブリッシャーは、ゲームのライフサイクルが進むにつれてDenuvoを削除する動きを見せています。しかし、その一方でカプコンのように、『バイオハザード RE:4』からDenuvoを削除した後に、さらに性能に悪影響を与える別のDRMを導入し、批判を浴びたケースもあります。DRMフリーを掲げるGOGのようなプラットフォームが新たなリーダーシップの下で事業拡大を目指していることもあり、ゲーム業界におけるDRMのあり方は今後も議論の的となりそうです。