『バイオハザード レクイエム』新キャラ「グレース」の演技秘話が語られる!声優が語るレオンとのコントラストと等身大のヒーロー像の追求
シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』で、新キャラクター「グレース・アシュクロフト」を演じたアンジェラ・サンタルバーノさんのインタビューが公開されました。長年のシリーズで新たな主人公級キャラクターが登場するのは珍しく、さらにシリーズの顔ともいえるレオン・S・ケネディと共演するという大役を担った彼女は、グレースのキャラクター造形に深く関わったことを明かしています。
息遣いと姿勢に込めたグレースの個性
サンタルバーノさんは、グレースがこれまでのヒーローキャラクターとは異なる、非常にリアルな人物として描かれていると語っています。ゲーム発売前は、プレイヤーがグレースを受け入れてくれるか不安だったとのこと。グレースは吃音を持ち、香水もつけないといった細かい設定まで考案し、彼女の人生と個性を深く掘り下げたとしています。特に、恐怖に直面した際のグレースの息遣いや姿勢には、並々ならぬこだわりが込められています。収録前にはスタジオ内を走り回り、息を切らしてグレースの震えるような呼吸を表現したり、カメラアングルでは見えにくい部分でも、グレースが常に体を小さく縮め、少しうつむき加減である姿勢を意識したとのことです。これらの工夫により、プレイヤーはグレースの内なる不安や恐怖をより強く感じられるようになっています。
レオンとのコントラストで際立つ人間性
当初、グレースはレオンのように軽口をたたくキャラクターとして設定されていたそうですが、サンタルバーノさんはカプコンに「彼女はそんな人間ではない」と説得し、設定を変更させました。グレースは常に「戦うか逃げるか」の極限状態にあり、冗談を言える精神状態ではないと考えていたためです。レオンが敵を倒した後に「もう起き上がってこないだろうな」と軽口を叩くのに対し、グレースは「また起き上がってくるかもしれない」と恐怖し、逃げ出すことを選択する。このレオンとの対比が、グレースの人間味あふれるキャラクターを際立たせています。また、母親との回想シーンでは、現在のグレースとは異なる、より開放的な姿を見せることで、彼女が過去にどのような経験をしてきたのかも示唆されています。サンタルバーノさんは、グレースのこのような等身大の姿が、多くのプレイヤーにとって「自分自身を投影できるヒーロー」として受け入れられることを願っているとのことです。