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『Pokémon GO』のNianticがARデータを活用し配達ロボットの訓練へ!ピカチュウが街を走る技術がロボットの自律走行に貢献とのこと

2026年03月16日 | #ゲーム #ハード・周辺機器 | IGN

『Pokémon GO』のNianticがARデータを活用し配達ロボットの訓練へ!ピカチュウが街を走る技術がロボットの自律走行に貢献とのこと

『Pokémon GO』などで知られるNianticが、これまでのゲームを通じて収集してきたARデータを活用し、配達ロボットの訓練に役立てていることが明らかになりました。同社は「Niantic Spatial」として事業を再編し、ロボットスタートアップのCocoと提携。1000台もの配達ロボットが、現実世界の複雑な街中を安全に走行するための技術を開発しています。

『ポケモン GO』のARデータがロボット開発に一役買う

Nianticは『Pokémon GO』や『Pikmin Bloom』、『Monster Hunter Now』といったARゲームで長年培ってきた、現実世界のARデータを保有しています。これらのゲームは現在Scopelyが運営していますが、Nianticはプレイヤーから提供された数百万件ものリアルワールドスキャンデータを含むデータベースを保持しています。このデータは、特定のポケストップやジムなどの場所で、プレイヤーが意識的に録画・アップロードした動画スキャンであり、プライバシーを侵害する形で収集されたものではありません。Niantic SpatialのCTOであるBrian McClendon氏は「ARメガネが未来だと誰もが思っていたが、ロボットが新たな活用先になった」と述べています。

GPSが届かない場所でもロボットを正確に動かす技術

都市部では、高層ビルが立ち並ぶ「アーバンキャニオン」と呼ばれる環境でGPSの精度が著しく低下することがあります。GPSでは、自分の位置が50メートルもずれて表示されることが珍しくなく、ロボットが正確に目的地へ到達するには大きな課題でした。Niantic Spatialの創設者兼CEOであるJohn Hanke氏は「ピカチュウをリアルに走り回らせることと、Cocoのロボットを安全かつ正確に動かすことは、実は同じ問題だ」と語っています。Nianticは、都市環境における300億枚もの画像データにアクセスできるとされており、これらの膨大なデータを活用することで、Cocoのロボットはロサンゼルス、シカゴ、ジャージーシティ、マイアミ、ヘルシンキなどの街を自律的にナビゲートできるようになるそうです。Hanke氏は「ロボットが人間にとって邪魔にならない形で環境に溶け込むには、人間と同様の空間認識能力が必要になる。私たちはロボットが揺さぶられたりぶつかったりしても、正確な位置を特定する手助けができる」と、その可能性を強調しています。