NVIDIAの最新技術「DLSS 5」によるゲームビジュアルの変化にベセスダがコメント!開発者の制御とプレイヤーの選択権を強調しつつも業界内からは賛否両論の意見も
ベセスダ・ゲーム・スタジオは、NVIDIAが発表した最新の画像強化技術「DLSS 5」に対する批判に対し、開発者が実装を完全に制御し、プレイヤーがその利用を選択できると説明しています。この技術はゲームのビジュアルを大きく変える可能性があるため、一部のプレイヤーからはオリジナルのアートディレクションが損なわれるのではないかという懸念が出ていました。
DLSS 5とは?その特徴とプレイヤーの懸念
NVIDIAが「リアルタイムレイトレーシング登場以来、コンピューターグラフィックスにおける最も重要なブレークスルー」と称するDLSS 5は、AIモデルを活用してゲームのビジュアルを「フォトリアルなライティングとマテリアル」で変更する機能を持っています。しかし、この技術がオリジナルのグラフィックに不要なAI生成のフィルターを適用するのではないかという反発もありました。実際に『Starfield』がDLSS 5のデモンストレーション例の一つとして使用された際、その変化に驚きの声が上がっています。ベセスダは、あくまで「開発者の意図」が最優先されることを強調しており、NVIDIAも開発者が「強度、色、マスキング」を調整できると説明しています。
ベセスダによる安心の声明と業界の反応
ベセスダ・ゲーム・スタジオは、Digital FoundryのDLSS 5に関するレビュー動画への返信で、デモは初期段階のものであり、アートチームが各ゲームに最適なライティングと最終的な効果を調整していくと述べています。「これはすべて私たちアーティストのコントロール下にあり、プレイヤーにとっては完全にオプションです」と明言されており、プレイヤーがこの機能を使うかどうかは自由です。しかし、ソーシャルメディア上では、ゲーム業界のプロフェッショナルからもDLSS 5がオリジナルのアートディレクションを大きく変えてしまうことに対し、懸念の声が上がっています。Respawnのレンダリングエンジニアであるスティーブ・カロレヴィッツ氏は、「DLSS 5は過剰なコントラスト、シャープネス、エアブラシフィルターのように見える。フォトリアルなライティングという理屈で、これほどフレームが異なるのはちょっと…オリジナルの芸術的意図を尊重したい」とコメントしています。DLSS 5は、ベセスダ、カプコン、NetEase、NCSOFT、S-GAME、テンセント、ユービーアイソフト、ワーナー・ブラザース・ゲームスなど、複数のパブリッシャーによってサポートされる予定とのことです。