Nvidiaの新グラフィック技術「DLSS 5」が公開直後から「AIスロップ」と揶揄される事態に、次世代ゲームのキャラクター表現を巡り物議
2026年03月18日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | Polygon
Nvidiaが満を持して発表した新技術「DLSS 5」が、ゲーマーたちの間で大きな波紋を呼んでいます。次世代のリアルなゲームグラフィックを実現すると期待されていたこの技術ですが、その“強化”されたキャラクタービジュアルが「AIスロップ(AIの残飯)」と揶揄され、インターネット上ではミームが大量発生しています。現在、Nvidiaは事態の収拾に追われている様子です。
DLSS 5の「AIスロップ」が物議を醸す
DLSS 5は、NvidiaのRTX 50シリーズチップにのみ搭載される技術で、機械学習とリアルタイムのニューラルレンダリングにより「ピクセルに写真のようなライティングとマテリアルを注入する」とされています。しかし、公開された『バイオハザード レクイエム』のGraceやLeonといったキャラクターのDLSS 5適用後の姿は、まるで別人になってしまったかのように見え、SNSの「美顔フィルター」と揶揄する声が多数上がっています。Nvidiaはテクスチャやジオメトリ自体は変更しないと主張しており、非人間的な環境要素の改善は認められているものの、ゲーマーの不信感は拭えません。
Nvidiaは「クリエイティブの自由」を強調するも…
この状況を受け、Nvidiaは公式YouTubeチャンネルのDLSS 5トレーラーのコメント欄で、本技術が「どのようなものか」を釈明しています。ゲーマーからは「AIスロップであり、芸術的完全性を侵害している」との批判に対し、Nvidiaは「ゲーム開発者がDLSS 5の効果について詳細な芸術的コントロールを持ち、ゲーム独自の美学を維持できる」と強調しています。しかし、すでに「ヤス化した(過度に美化された)悪夢」としてジョークの対象となっており、Nvidiaのブランドイメージへのダメージは避けられない状況です。BethesdaやCapcomといった大手スタジオはNvidiaを支持しているものの、一部のゲーム開発者もこのAI騒動に言及するなど、波紋は広がり続けています。