Take-Two CEOが語る生成AIと『GTA6』の未来「AI単独でのヒット作創出は笑えるほどばかげている」と懐疑的な見方を示すも、特定の領域での有用性は認める姿勢
2026年03月18日 | #ゲーム | GamesRadar+
ゲーム業界大手Take-Two InteractiveのCEOであるストラウス・ゼルニック氏が、生成AIのゲーム開発における役割と影響について言及しました。同氏は、AIが『グランド・セフト・オート6』(以下、『GTA6』)のような大規模なヒット作を生み出すことについて懐疑的な見方を示しつつも、AI技術の有用性自体は否定していません。AIが創造性を完全に代替するものではないと強調しており、ゲーム業界におけるAIの役割は特定の領域に限定されるという認識を示しています。
AIは『GTA6』級のヒット作を生み出せるのか?
ゼルニック氏は、生成AIがボタン一つでヒット作を生み出し、それを世界中の何百万もの消費者に届けるという考えは「笑えるほどばかげている」と一蹴しています。彼によると、AIは確かに技術的に堅牢ではない音楽業界などでは、プロンプトを入力するだけでプロレベルの楽曲を生成できるプログラムも存在します。しかし、たとえ「曲のように聞こえる」ものが生成されたとしても、それを繰り返し聴きたいと思うかどうかは別の問題であり、AIが単独で『GTA6』のようなキラータイトルを生み出すことは不可能だとの見解を示しています。AIは、あくまでツールの域を出ないというわけです。
AIの真の価値と将来性
ゼルニック氏は、生成AIが持つ真の価値は、日常的な事務作業を効率化することにあると考えています。多くの業界で、退屈なオフィスワークがAIによってより効率的になったり、あるいは不要になったりするだろうと予測しています。その一方で、AIの普及が数千人規模のレイオフにつながる可能性についても触れています。また、AIは「善悪の判断能力を持たない」とも述べており、デジタル機械の本質を理解していれば、AIが本質的に善であるとか悪であるとか考えることはないと語っています。Xboxが年内に「現行世代コンソール」向けに「Gaming Copilot」を導入する計画も明かされており、AIがゲーム体験の一部として活用される動きは今後も広がりそうです。