ジョン・カーペンター監督も関わる新作協力型ゾンビシューター『John Carpenter's Toxic Commando』は『Left 4 Dead』の良さを引き継ぎつつも、広大なマップと成長システムが賛否を呼ぶ作品に
2026年03月18日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
Saber Interactiveが開発した新作協力型シューター『John Carpenter's Toxic Commando』は、あの名作ゾンビシューター『Left 4 Dead』の系譜を継ぎつつ、Saber Interactive独自の技術を融合させた作品です。ゾンビの群れを相手に最大4人で戦い抜く本作は、週末に友人と楽しむには十分なポテンシャルを秘めていますが、一方で課題点も散見されます。特に、広大なマップ設計や不必要なメタプログレッション要素が、ゲーム体験の足を引っ張っているという評価が出ています。
群れをなすゾンビと乗り物での移動が特徴
本作では、謎の腐敗物質「Sludge(スラッジ)」によってゾンビ化した人々がはびこる世界が舞台となります。プレイヤーと3人の仲間は、このSludgeに感染してしまった特殊部隊員として、Sludgeの根源である「Sludge God」を倒すべく戦います。Saber Interactiveが得意とする「スワームテクノロジー」は健在で、『World War Z』や『Space Marine 2』で好評を博した、液体のように流動的に迫りくるゾンビの群れは圧巻の一言。崖から押し寄せたり、壁に押し寄せて乗り越えようとしたりする様子は、プレイヤーに絶望感と同時に爽快なエイム体験を提供しています。さらに、本作の特徴として、広大なマップを乗り物で移動する要素が加わっています。車両が泥やSludgeにスタックした場合、ウインチを使って脱出するといった、同社のオフロードシミュレーター作品『Mudrunner』や『Snowrunner』からのインスピレーションを感じさせるシステムが導入されています。
特殊な敵と成長システムへの賛否
『John Carpenter's Toxic Commando』には、『Left 4 Dead』のスペシャル感染者から着想を得た、独自の特殊ゾンビが登場します。「Nuker」は大きく膨らんだ頭部が特徴で、プレイヤーに接近しながら絶叫し、最終的には爆発するという厄介な存在です。「Blaster」は、巨大な植物のような姿をしており、レーザーを放って攻撃してきます。これらは従来のゾンビシューターとは一線を画すユニークな敵として、ゲームに彩りを加えています。しかし、本作にはキャラクターごとのアップグレードツリーや、武器のアンロック、アタッチメントといったRPG要素やメタプログレッション要素が導入されています。これらはゲームに繰り返しプレイの動機を与える一方で、マップ中に散らばる通貨を集めるためにたびたび車両を止めなければならず、ゲームのテンポを阻害しているという声も聞かれます。