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広大なオープンワールドを謳うも「空虚」さが目立つか?Pearl Abyssの新作アクションRPG『Crimson Desert』先行レビューで浮き彫りになった課題と期待

2026年03月19日 | #ゲーム | Polygon

広大なオープンワールドを謳うも「空虚」さが目立つか?Pearl Abyssの新作アクションRPG『Crimson Desert』先行レビューで浮き彫りになった課題と期待

Pearl Abyssが開発するオープンワールドアクションアドベンチャーゲーム『Crimson Desert』の先行プレイレビューが公開されました。20時間以上を費やしたWindows PC版の印象は、「広大ながらも空虚」というもので、期待とは裏腹に、その途方もない広さに見合う楽しさを見出すのは難しい、というのが率直な評価となっています。発表から6年半を経てリリースされる本作ですが、初期のプレイ体験では、その膨大なアクティビティが必ずしもプレイヤーを楽しませるものとはなっていないようです。

広大な世界に潜む「空虚さ」

本作の主人公は、傭兵団「グレイメーン」の一員であるクリフ。彼は戦闘で命を落とすも、謎の領域「アビス」で蘇生し、再び現世へと戻ります。しかし、彼の感情表現は乏しく、序盤のストーリー展開も目的意識に欠けるランダムなイベントの連続で、プレイヤーは感情移入しにくいと感じるかもしれません。例えば、貴婦人を救出した後に煙突掃除や猫の救出といった脈絡のない依頼をこなすなど、メインクエストの軸が不明瞭なまま進行します。

複雑すぎる操作性と単調なクエスト

『Crimson Desert』は、サイドクエストやアクティビティの豊富さを謳っていますが、その内容は単調で、期待を裏切られることが多いようです。例えば、バウンティハンティングは、お尋ね者を捕まえて警備隊のところまで運ぶというものですが、広大なマップを馬で何十分も移動する手間がかかるにもかかわらず、ファストトラベルができないなど、プレイヤーの利便性が考慮されていません。また、コントローラー操作も非常に複雑で、特定の動作をするために複数のボタンを組み合わせる必要があり、直感性に欠けます。これにより、誤操作によるトラブル(例えば、道を歩く人に話しかけようとしてスリになってしまうなど)が頻発し、ゲーム体験を著しく損ねる要因となっています。

唯一の希望となる戦闘システムとキャラクター切り替え

複雑な操作性や単調なクエストに反して、戦闘システムは本作の数少ない長所と言えるでしょう。序盤の戦闘はボタン連打でもクリアできるものの、ボス戦では戦略的な立ち回りが必要とされ、多様なスキルを駆使したアクションが楽しめます。また、クリフ以外にもダミアンといったプレイアブルキャラクターが存在し、彼女の素早い遠距離攻撃や強力なスキルは魅力的です。キャラクター切り替えシステムもユニークで、非アクティブなキャラクターが最後にいた場所にワープできるため、広大なマップを効率的に探索する上で役立ちます。ただし、ダミアンには参加できないクエストやエリアがあるため、クリフが中心となる点は惜しいところです。

項目 内容
プラットフォーム Windows PC