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金融業界からNASA実験、サルサ講師を経てゲームライターへ!『Clair Obscur: Expedition 33』の物語を紡ぐ異色のキャリアを持つジェニファー・スヴェドバーグ=イェン氏が語る創作秘話とゲームへの情熱

2026年03月19日 | #ゲーム #発売 | IGN

金融業界からNASA実験、サルサ講師を経てゲームライターへ!『Clair Obscur: Expedition 33』の物語を紡ぐ異色のキャリアを持つジェニファー・スヴェドバーグ=イェン氏が語る創作秘話とゲームへの情熱

先日、海外メディアIGNは、ゲーム業界で異色のキャリアを持つSandfall Interactiveのライター、ジェニファー・スヴェドバーグ=イェン氏のインタビュー記事を公開しました。彼女は金融業界でのキャリア、NASAの実験参加、キューバンサルサ講師など多岐にわたる経験を経て、『Clair Obscur: Expedition 33』のライターとして活躍されています。今回のインタビューでは、彼女のユニークな人生経験がどのようにゲームのストーリーテリングに活かされているのか、その舞台裏が語られました。

異色のキャリアパスが物語を紡ぐ

スヴェドバーグ=イェン氏は、幼少期からSFやファンタジー、古典文学を読み漁る「大の読書家」であり、テレビ番組も熱心に視聴する「TVオタク」だったと語っています。しかし、キャリアの選択では金融業界に進み、投資銀行やプライベートエクイティで約10年間活躍しました。多忙な日々の中で燃え尽き症候群を経験し、2015年に退職。その後5年間は、ムエタイ、ブラジリアン柔術、ヒップホップダンス、ヨガ、キューバンサルサ講師、さらにはNASAの閉鎖環境実験への参加、救急医療技士の資格取得など、多様な活動に挑戦しました。ゲーム業界への参入は、Redditで見かけたボイスアクター募集の投稿がきっかけだったとのことです。

『Clair Obscur: Expedition 33』の創作秘話とゲームへの情熱

『Clair Obscur: Expedition 33』の物語は、当初「We Lost」という別のゲームとして構想されていましたが、投資家からの「もっと大胆に」という助言を受け、ゼロからの再構築が決定しました。ギヨーム氏の見た絵から着想を得た「モノリスとカウントダウン、そして巨大な画家の女性」というアイデアと、スヴェドバーグ=イェン氏の見た夢「絵の中に囚われた母親を救うために旅をする女性」という二つの要素が融合し、現在のゲームの根幹が生まれたそうです。特に、キャラクターたちの感情の機微や、複雑な内面を描くことに力を入れたと語っています。自身の人生経験、例えば長女としての責任感(ルーン)、孤独感(マエル)、人生の転換期(シエル)、そして母親の言葉(ルノワール)などが、キャラクターのパーソナリティや行動原理に深く影響を与えているとのことです。また、ゲームのエンディングは「どちらも正解であり、どちらも不完全」という、あえてハッピーエンドではない結末にした理由についても言及しています。

スヴェドバーグ=イェン氏は、ゲーム制作に携わるまでほとんどビデオゲームをプレイしたことがなかったそうですが、仕事の一環として「宿題」と称し、本格的にゲームを遊び始めました。『Sackboy: A Big Adventure』や『Borderlands 3』から始まり、『Hollow Knight』、『エルデンリング』、『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ、『アンチャーテッド』シリーズ、『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』、『シヴィライゼーション VI』、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、『HELLDIVERS』シリーズなど、多種多様なゲームを遊び尽くし、多くのゲームでプラチナトロフィーを獲得するほどの「実績ハンター」になったそうです。これらの経験を通じて、ゲームにおける物語の多様性や、プレイヤーの感情を揺さぶる表現方法について深く理解を深めたと語っています。スタジオは今後も小規模な体制を維持しつつ、マーケティング部門を中心に人員を増強していく方針とのこと。また、彼女自身はゲーム業界でのキャリアを継続しつつ、自身の短編小説集の執筆にも意欲を見せています。

項目 内容
ゲームタイトル Clair Obscur: Expedition 33
開発スタジオ Sandfall Interactive