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タクティカルシューターの先駆者『Tom Clancy's Rainbow Six』開発のRed Storm Entertainmentがゲーム開発から撤退、Ubisoftが部門閉鎖を発表し105名の従業員が職を失うことに

2026年03月20日 | #ゲーム #発売 | DualShockers

タクティカルシューターの先駆者『Tom Clancy's Rainbow Six』開発のRed Storm Entertainmentがゲーム開発から撤退、Ubisoftが部門閉鎖を発表し105名の従業員が職を失うことに

長年にわたりタクティカルシューターのジャンルを牽引してきたRed Storm Entertainmentが、ゲーム開発から撤退することが明らかになりました。Ubisoftは同スタジオのゲーム開発部門を閉鎖し、105名の従業員が職を失うことになります。Ubisoftは彼らに対し退職金と今後の支援を提供すると発表していますが、ゲームファンにとっては時代の終わりを告げる寂しいニュースと言えるでしょう。

タクティカルシューターのパイオニアが残した偉大な足跡

Red Storm Entertainmentは、伝説的作家トム・クランシー氏とVirtus Corporationの創設者によって1996年に設立されました。初期には戦略ゲームを手がけたものの、1998年にリリースされた『Tom Clancy's Rainbow Six』で一躍その名を轟かせます。当時の主流であったアクション性の高いFPSとは一線を画し、計画的で戦略的なゲームプレイを重視した本作は、「タクティカルシューター」という新たなジャンルを確立しました。その後も『Rainbow Six: Rogue Spear』や『Tom Clancy's Ghost Recon』といったヒット作を次々と生み出し、ゲーム業界に多大な影響を与えてきました。特に『Ghost Recon』は、トム・クランシー氏の得意とする地政学的な陰謀を背景に、エリート兵士たちの戦いを描いた作品として、多くのファンを魅了しました。

Ubisoft傘下での苦悩とVRへの転換

Red Storm Entertainmentは『Ghost Recon』のリリース前後でUbisoftに買収されました。買収後も『Rainbow Six』や『Ghost Recon』シリーズは制作されましたが、徐々に本来のビジョンから離れ、より大衆向けのゲームデザインへと変化していったとされています。2012年の『Tom Clancy's Ghost Recon: Future Soldier』を最後に、Red Storm Entertainmentが単独で手がけるゲーム開発は途絶えてしまいます。その後、スタジオはVRゲーム開発へと舵を切り、『Werewolves Within』、『Star Trek: Bridge Crew』、『Assassin's Creed Nexus VR』などをリリースしましたが、かつてのような革新的な作品は生み出されませんでした。さらに、開発中だった『Splinter Cell』や『The Division』のスピンオフ作品も中止となり、今回のゲーム開発部門閉鎖に至ったとのことです。

項目 内容
従業員数 105名
設立年 1996年
閉鎖年 2026年