『Clair Obscur: Expedition 33』の声優がJRPG成功の裏にある業界の危険な思考に警鐘!「資本主義は『なぜ』ではなく『どうやって』にしか興味がない」と語る
2026年03月20日 | #ゲーム | GamesRadar+
人気JRPGの成功要因について、『Clair Obscur: Expedition 33』の声優ベン・スター氏が、業界が誤った教訓を学ぶ可能性に警鐘を鳴らしました。スター氏は、「資本主義は、成功の『なぜ』を問うことをしたがらず、『どうやって』にしか興味がない」と指摘し、小規模開発チームによる成功が、安易な人員削減の口実として使われることを懸念しているとのことです。
JRPG成功の裏側にある「なぜ」
スター氏は、シアトルで開催されたEmerald City Comic Conのパネルディスカッションでこの見解を述べました。彼によると、『Clair Obscur: Expedition 33』の開発にはSandfall Interactiveの従業員約33名が携わっていたものの、一部の要素は外部スタジオに委託され、合計で100名以上の人員が関わっていたとされています。しかし、ゲームの発売前後には「2025年最高のゲームをたった30人で開発」という言説がソーシャルメディアで広まりました。スター氏は、この言説が業界の資本家たちに「どうやって作られたのか」という表面的な部分に注目させ、成功の本質である「なぜ」を問いかけさせないことを危惧しています。
小規模開発チームの誤解とAI利用への言及
スター氏は、投資家たちがゲーム開発に関する知識に乏しい場合が多く、Sandfall Interactiveの事例を安易に「少人数でも成功できる」という人員削減の口実として利用しかねないと警告しています。成功の「なぜ」を理解しなければ、その成功を再現することはできないと強調しました。また、『Clair Obscur: Expedition 33』のリードライターはAIを執筆に利用していないとのことです。これは「書くこと自体が喜びの一部だから」という理由であり、ここにも開発における「なぜ」と「情熱」が垣間見えます。