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『Fez 2』は本当に必要だったのか?伝説のインディーゲームが残した影響と、ゲーム業界の進化を振り返る

2026年03月22日 | #ゲーム #発売 | Polygon

『Fez 2』は本当に必要だったのか?伝説のインディーゲームが残した影響と、ゲーム業界の進化を振り返る

2012年にリリースされ、ゲーム業界に衝撃を与えたインディーゲーム『Fez』。その続編『Fez 2』は発表からわずか1ヶ月で開発中止となり、多くのファンが落胆しました。しかし、この記事では、実は『Fez 2』は必要なかったのではないか、というユニークな視点が提示されています。制作者のフィル・フィッシュ氏が感じたプレッシャーや、後続のゲームに与えた影響を振り返りながら、『Fez』がゲームの歴史に残した功績について掘り下げていきます。

視点操作パズルがゲーム界にもたらした革新

『Fez』は、一見するとドット絵の2Dプラットフォーマーに見えますが、プレイヤーが視点を切り替えることで2Dの世界が実は3Dであり、隠された道やパズルが明らかになるという画期的なシステムを採用しています。これは2012年当時のインディーゲームが台頭し始めた時期において、まさに「目からウロコ」の体験でした。単なるギミックに留まらず、ゲームプレイの視点を変えることがジャンルの固定観念を打ち破り、当時の開発者たちに新たな発想をもたらしたとされています。この視点操作という概念は、今では多くのゲームで当たり前のように使われる、基本的なゲーム言語の一つになったと言えるでしょう。

『Fez 2』中止がもたらした意外な恩恵

『Fez』の成功は、2012年のドキュメンタリー映画「Indie Game: The Movie」でも取り上げられ、開発者のフィル・フィッシュ氏は一躍時の人となりました。その勢いのまま、2013年6月には『Fez 2』が発表されますが、わずか1ヶ月後に開発中止という衝撃的なニュースが飛び込んできました。フィッシュ氏はこの中止の理由として、続編制作のプレッシャーが大きな要因だったと後に語っています。しかし、続編が生まれなかったことが、結果的に他の開発者たちが『Fez』の残した可能性を追求するきっかけになった、という見方もできます。『Antichamber』や『Viewfinder』、そして現在開発中の『Screenbound』など、『Fez』の視点操作を応用・発展させたインディーゲームが次々と登場し、それぞれの形でゲーム業界に貢献しているのです。