『Arc Raiders』のリロードシステムは「俺ならもっとうまくやれる」と一人の開発者が自ら作り変えた! 没入感とアクセシビリティを両立する画期的なシステムが誕生した裏側
2026年03月24日 | #ゲーム #発売 #アプデ | GamesRadar+
Embark Studiosが開発中のPvPvEシューター『Arc Raiders』において、武器のリロードシステムが、たった一人の開発者の「俺ならもっとうまくやれる」という一言から、全面的に作り変えられたことがGDCで明かされました。このリロードシステムは、開発チーム内で意見が対立していた「没入感」と「アクセシビリティ」という二つの要素を見事に両立させており、開発者が自らの意思で提案し、実装した「ゲリラ開発」の好例として注目されています。
個性的なリロードシステムが誕生!
『Arc Raiders』の開発は7年にも及び、その間に何度も再起動や方針転換を経験してきました。特に武器のリロードシステムは、自動リロードをなくして没入感を高めたいという意見と、ゲーマーが自動リロードに慣れているため、アクセシビリティを損なうべきではないという意見が対立していました。そんな中、AIを担当するアニメーターの一人が「手動リロードが嫌いすぎて、いつもそれで死んでしまう」と個人的な感情を爆発させ、「もっと良い解決策を提案できる」と自ら開発に着手。その結果、生まれたのが、リロードボタンを押せば素早くリロードでき、マガジンが空になると少し時間がかかるものの、自動でリロードされるという画期的なシステムです。このシステムは、没入感とアクセシビリティの両方を満たし、開発チームに採用されることになりました。
ゲリラ開発が生み出す革新
Embark Studiosでは、このような「ゲリラ開発」が頻繁に行われているとのことです。特定のタスクを依頼されていない開発者が、自らのアイデアでソリューションを提案し、実装する文化が根付いています。これは、チーム全体がプロジェクトの核となる指針を理解しているからこそ可能であり、多様な視点からより良い解決策が生まれると、Embark StudiosのプロダクションディレクターであるCaio Braga氏は語っています。リロードシステム以外にも、敵キャラクター「リーパー」のデザインや、独自性の高い武器「ケトル」なども、同様に個々の開発者の自発的な取り組みから生まれたアイデアです。もちろん、すべてのアイデアが採用されるわけではありませんが、この自由な開発環境が『Arc Raiders』にユニークな要素をもたらしているのは間違いないでしょう。