『フォートナイト』開発元のEpic Gamesが従業員約1,000人の人員削減を発表、エンゲージメント低下と収益構造の課題が背景に
人気バトルロイヤルゲーム『フォートナイト』の開発元であるEpic Gamesは、従業員約1,000人の人員削減を発表しました。同社のTim Sweeney(ティム・スウィーニー)CEOは、社員向けに公開したメッセージで、2025年から続く『フォートナイト』のエンゲージメント低下により、「収益を大幅に上回る支出」が続いており、「会社の資金を維持するために大幅な削減が必要」と説明しています。この発表は、『フォートナイト』の待望の新シーズン開始からわずか1週間後、そしてゲーム内通貨V-Bucksの価格改定がプレイヤーからの大きな反発を招いた2週間後に行われました。
『フォートナイト』エンゲージメント低下と事業再編の背景
Sweeney氏によると、現在の課題は業界全体にわたる「成長の鈍化、消費の低迷、コスト経済の厳しさ」に加えて、Epic Games独自の課題も存在するといいます。具体的には、『フォートナイト』が世界で最も成功しているゲームの一つであるにもかかわらず、シーズンごとに一貫した「魔法」を提供することに苦戦しており、モバイル版の最適化やUnreal Engine 6への移行初期段階で多くの困難に直面しているとのことです。さらに、現在のコンソール機の販売台数が前世代よりも少ないこと、そしてゲームが他のエンターテイメント形式との時間競争に直面していることも指摘されています。
今後の『フォートナイト』運営と既存モードの廃止
今回の人員削減と並行して、Epic Gamesは契約とマーケティングにおいて数百万ドルのコスト削減も実施するとしています。また、『フォートナイト』の複数モードが廃止されることも明らかになりました。以前から開発中止が発表されていたPysonix開発の『Rocket Racing』モードは年内に完全にオフラインとなり、来月にはHarmonix開発の音楽モード『Festival Battle Stage』と、タクティカルシューターを目指した『Fortnite Ballistic』の2つのモードも廃止される予定です。これらのモードは、2023年12月の「Big Bang」リローンチで導入されたLEGO、レーシング、音楽モードが期待したほどプレイヤーベースを拡大できなかったことを受けての措置とみられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人員削減数 | 約1,000人 |
| 主な原因 | 『フォートナイト』エンゲージメント低下、収益を上回る支出 |
| 廃止モード | 『Rocket Racing』、『Festival Battle Stage』、『Fortnite Ballistic』 |