『DOOM』共同制作者ジョン・ロメロ氏が手掛けた幻のMMORPG『Project Redwood』は『World of Warcraft』と『ポケットモンスター』を融合させた算数学習ゲームだった
2026年03月25日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
『DOOM』の共同制作者として知られるジョン・ロメロ氏が、かつてMMORPG『Project Redwood』の開発に携わっていたことが明らかになりました。このプロジェクトは、『World of Warcraft』と『ポケットモンスター』の要素を融合させ、さらに算数の学習要素を取り入れた意欲的なタイトルとして注目を集めています。
『World of Warcraft』と『ポケモン』を融合させたゲームデザイン
『Project Redwood』は、子ども向けのMMORPGとして設計されており、従来のMMORPGに見られる敵との戦闘システムを大きく変更していました。『World of Warcraft』のように道を外れると敵に襲われるのではなく、ロボットに襲撃されている特定の町を除き、広大な世界を自由に探索できるデザインになっていました。プレイヤーは世界中にいる動物たちと音楽を通じて心を通わせ、信頼関係を築くことで仲間にできます。仲間にした動物は持ち帰り、アイテムを得られるというループが基本です。さらに、複数のプレイヤーが異なる楽器を演奏して曲を作り、動物を仲間にするという協力要素も盛り込まれていました。
隠された学習要素と開発の経緯
本作には算数の学習要素が組み込まれていましたが、それが直接的な勉強として感じられないよう工夫されていました。ロメロ氏によると、算数の要素はギルド内に隠されており、ギルドに加入することで自然と学習できる仕組みだったとのことです。これにより、プレイヤーはゲームを楽しんでいるうちに、知らず知らずのうちに算数を学べるという、教育とエンターテイメントを両立させたデザインを目指していたようです。ロメロ氏は、「ゲームをプレイしていると、『World of Warcraft』をプレイしているような感覚だった」と語っており、教育ソフトではなく、あくまで本格的なMMORPGとしての体験を重視していたことがうかがえます。『Project Redwood』は2000年代後半にSlipgate IronworksとGazillion Entertainmentの2つのスタジオで数年間開発が進められましたが、最終的には開発中止となり、幻のプロジェクトとなってしまいました。